おばけの地震後一週間

そろそろ地震発生から一週間。未だに職場で仕事を出来る状況ではないですが、つくば市ではスーパーには生鮮食品が並び、外食店も開店し始め、食に関してなんとかなりそうな状態になりつつあります。
原発も不安ではありますが、茨城県つくば市の研究機関が独自にモニタリングしデータを閲覧でき自分で判断できますし、本当に危険なら自治体から避難命令でるはずですし。
交通の方は未だ万全とは活きませんが、それも時間の問題でしょう。電車はしばらく間引き運転が続きそうですが。

というわけで、ようやくブログを書く気になったので覚えている範囲で地震後の自分の経過を書いておきます。

3月11日(金)

デスクワークをしていると大きめの揺れが。先日に引き続き、宮城県沖で大きな地震が起こったのかなと最初は悠長に構えていましたが、揺れは一向に収まらずむしろ大きくなってくる。後に発表されたデータから振り返ると、宮城県沖、福島県沖、茨城県沖と徐々に震源が近づいてたんですね。
ビビってしまい、揺れてる最中に脱出。今から思うと危ないですね。職場の殆どの人も避難。ここで、地震震源地が東京近辺だったらまじでヤバイなと不安になり、iPhone震源をチェックしようと思ったら不通。docomo の携帯電話を持ってる人からの情報で震源地は宮城県と知る。
秋頃あった避難訓練同様に、点呼をして避難所へ。避難所で指示を待っていると、また大きな揺れが。この時の揺れが茨城県沖の地震でした。この頃にはiPhoneでインターネットできるようになったので、周りの人に情報提供。2ちゃんねるから情報収集しようと思ったが、「地震だ!」というスレばっかりで良く分からず。見てるスレッドが悪かったですかね。ツイッタも同様に有用な情報は得られず。
建物の安全が確認されるまで、1時間半くらい外で退避。昼間とはいえ寒かったです。コート来て避難すればよかった。建物の安全を確認後に室内の安全確認。オフィスの机から本が床にぶちまけられてました。ここに来て、家にある26インチの液晶ディスプレイが心配になってくる。停電でできることも特に無いので、帰宅命令が出る。自転車通勤でよかったなぁと。信号機も停止していましたが、交差点で時折クラクションがなる程度で大きな混乱はなかった。
自宅は停電だろうなと思ったら、普通に電気がつく。プロパンガスなのでガスも問題なし。ただし、水は出ません。
揺れる方向が悪かったのか、キッチンは物が氾濫し、一部の食器は死亡。冷蔵庫も前に出てたが、中身は飛び出ず作っておいたお茶もこぼれていなかったので助かった。ただし、予想通り液晶ディスプレイは死亡。PCの安否は確認できなかったが、ファンが動いていたので生きてるっぽい感じ。
片付けをせっせと終えたらそろそろおなかがすいてきた。しかし、冷蔵庫に何にも無い上に、水も出ないのでとりあえず近くのコンビニに食料を買いに行く。既にお客がごったがえでレジは行列。水は既に売り切れていたが、氷が売っていたので2kg 購入。融かせば飲み水になりますし。夕飯のため冷凍ちゃんぽんを購入する。エネルギー摂取のためチョコレートも購入。
テレビを見ながら、夕食を頂くも、津波が凄いのと、東京が大混乱で帰宅難民が出ているくらいしか情報がない。テレ東も特番を放送していたので危機感を感じる。寝る前に携帯のメールができそうだったので家族に安否を送信。

3月12日(土)

水は出ない。ツイッタアカウント、つくば市 情報システム課 (tsukubais) on Twitter を知り、こちらより給水情報をゲット。鍋とリュックサックに袋を詰めて給水場に向かう。既に結構な人が並んでいた。普段はスルーする公園の地下に給水タンクが埋まっているのだなと不思議な感覚。タンクなどを持参している人がいて、あると便利だろうから落ち着いたら買おうと決心する。水を組んでいると、市の職員さんがソワソワし始める。どうやら、ポンプの燃料がなくなるかもしれないらしい。電話が不通なので、本部との連絡がうまくいかないらしい。こんな時こそ無線なのだなとしみじみ感じる。
万が一のことを考え、交通状況をチェックしたがつくばエクスプレスは運行しておらず、高速バスも休止中なので諦める。
相変わらずの食糧不足なので、近くのスーパーに行ってみたらやっぱり激混み。水が出ないので水がなくても調理できるものを購入。冷凍食品や、ピザシートが売っていたので、チーズやトッピングなどを購入。また、牛乳と卵があったのでホットケーキミックスも購入。これなら水なしでも料理が出来るよ!
ひと通り買い物が終わって昼食を食べたら疲れてたのか昼寝。後は夕食までテレビやネットを見ながら情報を追う。これくらいからものすごい被害状況が明らかになってきて、情報過多によりストレスが溜まっていたように思う。

3月13日(日)

圧力が弱いものの、水が出始める。ようやく溜まりに溜まったトイレの水が流せるぜ・・・。出ている間に、風呂桶に水を貯めさせていただく。水の心配はなくなったので少々安心する。また、つくばエクスプレスも運行を開始。
精神的に疲れてきたので、ニコニコ動画カブトボーグを見て癒される。相変わらずのキチガイアニメだ。
やっぱり疲れていたのか昼寝。ずっと家にいて気分が滅入ってきたので、周囲の状況確認のためにも散歩をすることに。公園などを覗くといつも以上に子どもがいる気がした。スーパーも商品が少ないものの営業中。驚いたのは断水中なのにガストが営業していたこと。モスバーガーも営業していたので、少し早めの夕食をいただくことに。ロースカツバーガーとミネストローネが染み入った。歩いてみた結果、クロネコヤマトセブンイレブンのトラックが走っていたので、流通は何とかなりそうだなと実感する。また、自動販売機は水は売り切れているものの、お茶やコーラなどの清涼飲料水は売っていたので、大丈夫だろうと安心した。
計画停電が発表されたので冷凍食品を解凍しておき、朝ごはん用にする。発表では朝と夕方から停電とのこと。こりゃ朝から出勤しても何も出来ないなぁと思いつつ、東京、埼玉、千葉、茨城をまたぐつくばエクスプレスの運行状況が気になる始める。また、手回しラジオがあったことを思い出し引っ張り出す。ライトも付いててこれで夜の停電も安心だ。また都合3時間くらいなので、ノートPCで乗り切ることもできるだろう。
計画停電へ不安を覚えながら、テレ東さんを見ていると、深夜12時前にして番組が締めに入っている。と思ったらテロップが流れ始め、特番が終了。緊急特別番組の最後とか初めて見たよ。で、そのままテガミバチを見たが話結構重くね?
明日から出勤だけど、お湯が出ないのでコンロでお湯を沸かして体を拭く。なんだこの銭形金太郎に出てくる貧乏さん生活は。頭も気持ち悪いので、お湯ですすぐ。少し気持ちよくなる。

3月14日(月)

ホワイトデーだがそんな事は関係ないぜ。
朝起きたら、何故か電気がつく。どうやら計画停電は実施されなかったようだ。職場の食堂もやってないだろうから、コンビニで昼食を買おうと思ったらお菓子しか売ってない。カロリーだけでも摂取するかと、とりあえず購入。計画停電の肩透かし感をくらって職場に行くと、今日は午後からも計画停電がある可能性があるので安全確認したら帰ってよしと言われる。
職場の人に手回しラジを見せて自慢してみた。いくらだったと聞かれたが、実はこれ新聞屋さんから貰ったんだ。ありがとう新聞屋さん。やることも無くなったので同僚の家に行ってテレビを見ると、例の福島原発の水素爆発がやってた。なんか気分が悪くなってくる。しばらくテレビを見ていたが、新しい情報は入ってこないので家に帰ることにした。
折角だから、いつもと違うコンビニを覗いてみたら、サンドウィッチが売ってたのでとりあえず購入。微妙に目立たない店舗ほど在庫がある印象。また、ぶらぶらと帰路についていたら営業中の飲食店が。原発のニュースであまり食欲はなかったが、折角だからと入ってみる。食べてみるとペロリと平らげてしまった。腹が減ったら気が滅入るのだなと。サンドウィッチは計画停電があるかもしれない、夕方食べることにした。
停電前までに溜まっていた事務手続きを片付ける。さぁ停電だーと思っていたら回避。なんだよーと思いつつTVなどを見続ける。また、ラジオなどから茨城県北部が結構な被害を受けていることを知る。
水道をひねったら、お湯が出そうな水圧だったので試してみたらお湯が出た。節水しながら、久しぶりのシャワーを浴びる。随分すっきりしましたよ。

3月15日(火)

福島原発でまたしても爆発。職場から、特にやることもないから自宅待機でいいよとの連絡を受ける。折角だから、今日一日は自宅退避のシミュレーションをやってみることに。食料はあったので問題ありませんでしたが、水道を使えないのはやっぱり大変。トイレも水を流すと自動的に水が出てくるので、流せないですしね・・・。
福島原発の情報を追うもそろそろストレスがマッハなんだがのため、テレ東と千葉テレビを往復することに。緊急情報があったら特番に切り替わるでしょうと。
茨城県は北部の被災状況が酷いので、計画停電の対象から外れたとの情報を得る。つくば市当たりはそこそこ復旧してるから、対象に入れてもいいんじゃないかなーと思いつつ節電だけは心がける。ありがとう、関東地区のみんな。でも復旧したら、また仲間に入れてねと心に刻む。
地震特番を集中してみなくなったおかげで、ストレスも大分軽減されてきたように思う。

3月16日(水)

職場に出勤。出勤途中にあるガソリンスタンドが長蛇の列でした。結局夕方帰るまでずっと行列でした。
未だにネットはつながらず。とりあえず、機器が動くかどうかをリストアップすることにした。大きな被害はなかったものの、精密機器もあるため落ち着いたらメンテナンスしなきゃなーと。
お昼は近くのレストランに行ってみたが、店員がなんだかそわそわ。回転してみたものの、あまりにお客さんがこないので戦々恐々としているようだ。
夕方まで仕事して、夕食も外食。意外と営業している店舗が多い。食料はほとんど食い尽くしたので、折角だからしばらくは外食で食いにつないでみようと決意。
あんまり働いた気はしなかったが、なんだか疲れていたらしくぐっすり眠ってしまった。ねないこだれだ

3月17日(木)

ガソリンスタンドは営業してませんでした。多分、ガソリンが売り切れたのだろう。
本日はチェックした機器の状況をまとめた書類を作製。写真を撮ったりと面倒くさい。昼食は昨日と同じレストランへ。今日はそこそこお客さんが入ってた。徐々にお客さんも戻ってくるだろう。
昼食から帰ってくると、職場のネットが回復。クラウド化していたので、地震前のデータがきちんと保存されていました。必要なデータをダウンロードして、デスクワークができる状態にした。
Japan Quake Map を見て今回の地震の規模に改めてビビる。しかしもっと恐ろしいのは津波の被害だ。
一段落ついたので帰宅。本日も外食した。
大規模停電の危機はあったが、つくばエクスプレスは間引き運転ながら終日運転となり安心した。←イマココ