部屋探しのコツを知ろう!引っ越し前にチェックしたい「失敗しない物件選び」 - はてなブックマークニュース にて引越しに関するエントリーがまとめられていました。確かにそろそろ、引越しの時期ですね。受験生はまだまだ先ですが、新社会人の方はそろそろ動いたほうが良いと思います。
というわけで、そこそこ引越しをしていると自負する私がポイントをまとめてみようと思います。できれば、続きとして海外引越し経験のある母から伝授された荷造りのノウハウなども書きたいです。
物件の相場を知り不動産屋を訪れる
失敗しない一人暮らしの部屋探し は一通りポイントが抑えられており一読に値します。物件の探し方としては、大家目線で教える賃貸マンションの賢い探し方 に示される以下の方法は理想的ではありますが、時間がかかり過ぎて遠方への引越しには向きません。
1. 大手のウェブサイトで探さない。
2. どうしてもネットで探したい人はUR賃貸で探すこと。
3. 一番いいのは大家さんが独自のサイトで募集している物件。
4. 今回紹介する誰でもできる方法は、探してる周辺の不動産屋さんに直接行き発掘すること。
引越し先の地域について詳しい友人と一緒に不動産屋に訪れるなどの方法もありますが、遠方へ引っ越す場合にはそれも難しく、いい物件が出るまで何度も不動産に通うのは時間的にも出費的にも厳しいです。可能ならば、不動産屋を訪れたその日の内が次の日までに決めてしまいたい所です。
ただまぁ、遠方の場合はとりあえず一旦引っ越してその地域のことを知ってから再度引っ越すのもありですけど。特に初めての引越しならば、とりあえず住んでみて不満点などを肌で感じたり、それを解消するすべを学んだりするのも楽しい。要は住めば都です。
- 住むエリアを決める
- 通勤・通学時間と家賃の兼ね合いから住む場所の目星を立てましょう。
- 郊外に住めば家賃は安いですが、その分通勤・通学の時間と費用がかさみます。
- 住みたい物件の条件をリストアップする
- 家賃の他に、住みたい物件の間取りや、駅からの時間などの物件の環境をリストアップします。
- リストアップ後に絶対に譲れない条件を2〜3つほどピックアップしましょう。
- インターネットなどで相場を確認しましょう。
- 条件を絞り込んだら、インターネットなどで条件に該当する物件の相場を確認します。この時あまり絞り込まず、なるべく多くの物件を見てみましょう。
- 家賃はどうせ月々払うものですから、共益費込みで検索をかけたほうが良いです。
- 同じ間取りでも、平米数次第で広さは異なるので注意。
- この際に、ある条件に当てはまるなら家賃が高くても良いとか、家賃が安いならこの条件はなくても良いなどの交換条件をイメージしてみましょう。
- 不動産屋に電話
- 条件に見合った物件があったらいくつかピックアップし、その物件を取り扱っている不動産屋に連絡します。
- 学生ならば生協を利用するのも手です。生協しか取り扱っていない学生向けの物件もありますし、大学周りのことも知ることもできます。
- 不動産屋に条件を伝え物件のピックアップを依頼し、訪れる日時を連絡します。不動産屋によっては駅やホテルまで迎えに来てくれることがありますが、時間があるなら公共交通機関を使って自分の住みたい地域へ行った方が、その地域の利便性を体感できます。
- また、iタウンページ などからその地域に強い不動産屋をピックアップし、電話を掛けてみましょう。この時に、電話対応が良ければ実際に訪れてみてもいいでしょう。
住むエリアに関しては、通勤・通学時間と家賃、および周囲の環境との兼ね合いですね。帰宅路の途中に寄れる店などを考えてましょう。
物件を見る際のポイントなど
戦いは数だよ兄貴!
前もって不動産屋に連絡しておけば、何件かの物件を揃えてくれます。立地にもよりますが午前と午後が空いているなら、4件くらいの不動産屋は回れると思います。効率さえ良ければ二日で10弱の不動産は巡れます。二日で20くらいの物件を内覧できるといいですね。不動産屋を何件かピックアップし、効率よく回れるように前もって調べておきましょう。訪れる際に、レンタルサイクルなどを利用できればその地域を知ることができて便利です。
最初に訪れた不動産屋で物件の内覧をするため車移動する際に、他の不動産屋の位置など覚えておいて、その後に飛び込みで入るのもアリです。また、賃貸物件ならば、取り扱っている不動産のボードが掲げられていることもあります。掲げられているボードが多ければ、その地域に強い不動産屋だと言えます。また、地域によっては一つの物件に多数の不動産屋のボードが掲げられていることもあります。このような地域は、どの不動産屋も同じ物件を取り扱っていることが多いです。ただまぁ、不動産屋の営業マン次第で出てくる物件が違うので、この場合でも多数の不動産屋を訪れた方が条件に見合った物件に出会える確率は高いです。
間取りを見るだけではなく物件は必ず内覧しましょう。時間があれば住みたい物件だけでなく、住む気のない物件も内覧した方が比較が容易になります。まずい料理を知ることで、うまいものと比べることができます。築年数は古くても、リフォームにより内装が綺麗になっている場合もあります。実際に物件を見てみると印象は変わるものです。
物件を内覧する際のポイントなど
以下に物件を見る際のポイントをまとめていますが、自分の払える家賃と求める条件のバランス次第です。自分の理想とする完璧な物件などありませんから、折れる所は折れましょう。
内覧や移動の際に以下のことを聞いてみましょう。例えば、物件から駅までの道筋や、近所のスーパーの前などを通ってくれます。また、どのような住人が住んでいるのかを答えられない場合は勉強不足な担当に当たってしまった可能性がありますので要注意です。
- スーパーなど近所の店舗や環境など
- スーパーなどへの道順
- 大家さんのこと
- どのような住人が住んでいるか
- 夜や休日の状態
- 物件や地域情報などなど
- 最近の不動産情報とか。例えば、新築マンションの話とか
- 周りの環境を見る
- 大通りや線路沿いは結構うるさいです。
- 周りに一軒家の多い住宅街は静かです。
- スーパーやコンビニなどは近いに越したことはないです。通勤通学の途中に立ち寄れると尚よし。
- 外食が主なら、帰宅路の途中に飲食店があるといいですね。
- 駅や店舗が近いと家賃が高くなりますが、それだけ便利です。駅が遠いと通勤・通学が、店舗などが遠いと買い物も一苦労となります。たとえば、車やバイクを使うならそれだけ費用がかかりますし、自転車などであっても、移動には時間がかかります。空いた時間を有効活用できることを考えると、家賃にそれだけの価値があると言えます。ただまぁ出不精ならあんまり関係ないですけどね。
- 意中の物件の場合、可能ならば、夜も訪れてみましょう。昼と夜とでは環境が異なります。
- 物件の外を見る
- ゴミ捨て場の確認
- 汚れていたら、住人のモラルが低いか管理会社のやる気がないです。
- 空き部屋の確認
- 空き部屋の多い物件は何かしら事情があります。
- また、空き部屋のポストにチラシが溢れかえっていたらやっぱり管理会社のやる気がないです。
- 自転車置き場など
- 明らかに使用されてない自転車が放置されている場合は(ry
- 駐車場があるなら、どのような車が止まっているかもチェック。いかにもの車がある場合は・・・。
- ゴミ捨て場の確認
- 物件の部屋取り
- 一階と二階以上
- 一階はなるべく避けたいところです。地域によっては底冷えや湿気がひどいです。ただし、引越は楽です。
- 二階以上だからといって防犯をおろそかにして良いわけではありませんが。
- 通路の広さや、清掃が行き届いているか確認しましょう。
- 三階以上の物件だとエレベーターがないと辛いです。特に引越しが。
- 角部屋と断熱
- 角部屋は窓があって多て通気性も良く明るかったり、隣が一件だけなので騒音が少ないメリットがありますが、外気に触れる面積が広いので断熱がしっかりしてないと夏は熱くて、冬が寒いです。
- 防音、断熱がしっかりしているなら角部屋じゃない方が暖かくて涼しいこともありますよ。
- 同様に屋根のないハイツ系の物件における最上階は夏は暑いし冬は寒いです。
- 断熱性を見分けるのは季節次第な点もあるので難しいところ。
- 陽当り
- 結構重要。朝日が当たると目覚めが違います。洗濯物の乾きも違うし。
- 方角だけでなく、窓の前にある建物なども。南向きでも前に建物があれば真っ暗です。また、こちらから見えるなら相手から見えます。
- 会社へ行って寝るだけの生活なら、南向きの陽当たり良好物件でなくても、土日の昼間に電気なしで生活できるくらい明るさがあれば十分かと。
- ただ、夏の西日はまじやばいです。スダレ+アルミホイルとかで遮光板作ってもいいレベルだと思う。
- 一階と二階以上
- 物件の内装
- 間取りなど
- 所謂一人暮らし用の間取りだと玄関入って、キッチンと風呂とトイレスペースがあり、その奥に部屋があるのが殆どでしょう。
- キッチンと部屋の間には仕切りとなるものが欲しいです。引き戸がベストですが、無くてもカーテンレールがあるか確認しましょう。料理の匂いもさることながら、玄関からの冷気を遮りたいところ。逆に夏は開けっ放しに。
- 断熱性のチェックは難しいですが、窓が二重窓になっている場合はお金をかけて作っている証拠です。
- 壁と床を叩いてみましょう。響いたら要注意。木造、フローリングは特に音がひびきます。
- 24時間いつでもゴミを出せない物件の場合はゴミを置くスペースも考えておきましょう。
- 給湯器があると便利ですが、必須ではないです。
- 玄関周り
- 鍵を交換してもらえるかチェックしましょう。僕はそこまで重視しませんけども・・・。
- オートロックだから安心ってこともないのでご注意を。オートロックでもセールスマンが入ってくる物件はあります。
- 下駄箱や傘を置くペースのチェックを忘れずに。何かしら置けるスペースがあると便利です。
- 収納
- 収納のない部屋は物を部屋の中に置かないといけないので、結局の所狭くなります。
- 収納の場所も忘れずに。また、ドアタイプのクローゼットは前に物が置けません。
- 天袋など高い位置にある収納はデットスペースになりがち。特にキッチンは自分の背の届く範囲に収納できるのが理想的。
- 収納場所は多すぎてもデッドスペースになるので最低限に。
- 携帯電話の電波状況の確認
- エアコンの確認
- 最近はエアコンが設置されている物件も多いですが、製品が古くガタが来ているケースも。
- 古いと電気代もかさみますし、特に暖房は先ず効きません。
- エアコンの状況を大家や管理会社が把握していないケースもあるので、交渉次第では取り替えてくれることも?
- 通気性
- 通気性と寒さは紙一重。
- 通気性が良くないとカビとの戦いに見舞われますが、通気性が良すぎると冬が寒いです。
- 通気性が悪くても、サキュレーターを購入して無理やり空気を循環させるのも手です。サーキュレーターなら空調を効率よく行えます。
- 水回り
- 洗面台がない物件は多いです。でもまぁ一人暮らしなら、台所で代用することもできます。
- 風呂やトイレに窓がない場合は換気扇の有無をチェック。
- 電灯と換気扇が連動している場合もあり。換気扇を使用する際に必ず電気が付きっぱなしになる場合があるので注意。
- ユニットバスは掃除が楽だと言いますね。シャワーだけの利用なら選択肢としてアリだと思います。僕は絶対に嫌ですが。
- また、お風呂はタイル貼りだと冬が寒いです。
- 洗濯機置き場は出来れば部屋の中がいいです。玄関前やベランダにある場合もありますが、冬の選択が寒くて辛いです。部屋に置ければ洗濯物をとりあえず洗濯機に入れてしまえばいいわけで。もちろん家賃との兼ね合いですが、外に奥と壊れやすいのでその点も考慮して決めましょう。
- 洗濯機置場が部屋の中の場合は、受けがあるか確認しましょう。万が一漏れた場合あったほうが安心です。ない場合は排水ホースの場所を確認。足に引っかからないかチェックしておきましょう。
- キッチン
- 料理をどのくらいするかによります。ほとんどしないなら、コンロが一口でもいいでしょう。電気コンロなら別途電気ポットか電気ケトルがあったほうが良いでしょう。
- 料理をするならコンロは二口以上ほしい所。
- 料理をするなら調理スペースの有無を確認しましょう。流しにまな板渡したり、コンロの下に引き出し型の台を取り付けたりなどの工夫はできますが限度があります。。
- 冷蔵庫や電子レンジ、トースター、炊飯器を置くスペースがあるのかも確認。部屋に置く手もありますが、キッチンにある方がやっぱり便利ですし部屋を有効活用できます。
- ベランダなど
- 窓から見た景色も重要。前に他の物件がある場合は、こちらから見えるということは相手からも見えます。
- 洗濯物を干せるように物干し竿を通す設備があるか確認。
- 一階だと、ベランダ(?)がない場合がありますが、個人の好みでしょう。ベランダがない方がゴミを捨てたりする時に便利だったりもしますが、防犯面が心配ですね。
- 古い物件だと、二階以上でもベランダがない場合もあります。
- ただ個人的には洗濯物は部屋に干してサーキュレータで乾かしているのでそんなに重要でもなかったり。
- プロパンガスは都市ガスの約3倍
- プロパンガスのほうが施工費が安いため家賃も安い場合がありますが、ガス使用料が高いです。
- 私の場合ですが、シャワーと自炊をした場合、都市ガスだと月2000円弱ですが、プロパンガスだと5000円なんて場合もありました。
- 都市ガスが望ましいですが、プロパンガスしかない地域もあるのでまぁ仕方がないです。
- ちなみに、都市ガス用とプロパンガス用のガスコンロがあるので注意。自衛隊など引越しの多い家庭は両方持っている場合もあるそうですね。
- 間取りなど
ロフト付き物件の場合は天窓が付いていることが望ましいです。天窓があれば、通気性が良く夏でも快適です。冬のロフトは暖かいですが、下の部屋が寒いので要暖房器具。部屋内の寒暖の差をなくすために、サーキュレータの購入をおすすめします。
物件を決めたら・・・
不動産屋を巡り巡って、希望の物件を見つけたら引越しのために以下のことをしておきましょう。また、物件の決め手に欠ける際の最後のチェックポイントにもなります。行ったその日に決める必要はないですからね。
- 部屋の採寸
- 部屋の角にある微妙な出っ張りも忘れずに。
- 特に、窓は物件により大きさが異なります。カーテン一つで遮音、断熱効果が変わってきますので窓にあった物を購入しましょう。
- 採寸しておけば、家具の配置などの目安も付きやすいです。
- コンセントの確認
- 古い物件だとコンセントの数が少なかったり、配置によっては家具の影に隠れたりします。
- 電話回線の近くにコンセントが無いとモデムの電源を別の場所から確保しないといけないので要チェック。
- 物件の周りを歩いてみよう
- 時間があるならば、物件の周りを自分で確認してみましょう。
- 近所のスーパーや、パン屋や本屋、レンタル店などの店舗を確認してみましょう。
- 自転車を借りられるなら尚良し。
- 実際に、通勤・通学してみよう
- 乗り換え案内などで通勤・通学時間は計算はできますが、実際に移動してみないと分からないことも。
- 実際に物件から目標の会社や学校へ移動してみると、街や駅の構造が見えてきます。
- 可能ならば、実際に自分が通勤・通学する時間帯にやってみるのも良いでしょう。朝と昼では人通りが全く違う場合も。
ちなみに、URいわゆる団地物件は通常の物件とはまた異なるので注意。現状復帰が基本なので、網戸やエアコンの取り外しなど必要で初期投資が必要だったり、古い物件だと配管がむき出しだったり、改装工事が入ったりもします。まぁお安いんですけどねぇ。