- 左右って何?
- 6方位の一つ。上下と前後があってはじめて決定される。常に、自己を中心とする相対配置。
- 左右の概念のなく、常に絶対配置を用いる文化も存在する。
- 普遍的な物理現象において、左右非対称な現象は存在するか?
- 回転
- 時計回りが右回りで、反時計回りが左回り。
- 表裏のない回転の左右は定義できない。自転は北を上とするから左回りと定義できるだけ。
- 渦巻は回転方向を左右とするが、止まった渦は噴出す方向か、吸い込む方向かを定義しないと左右の定義が混乱する。
- 一般に、右ねじの方向を右らせんとする。ただし、学問によっては定義が異なる。昔の文献ほど注意が必要。
- 左右非対称な自然現象
- アンペールの法則やフレミングの法則などの電磁気学。
- コリオリの力による台風の回転方向。北半球は左回り、南半球は右回り。
- アミノ酸は左手型のL体。糖は右手型のD体。DNA、タンパク質のアルファヘリックス、アミロースは右らせん(ただし例外あり)。
- 太陽は北から見ると反時計回り、つまり左回りだ。惑星の公転も太陽と同じ向きだ。自転は金星と天王星を除き、公転と同じ左回りである。ただし、金星は地軸がほぼ180度、天王星は90度傾いていると考えると公転と同じ左回りと。また、惑星の自転と逆回りに回転する逆行衛星が6つ存在し、代表的なのが海王星のトリトンで、その他木星に4つ、土星に1つ存在する。
- アサガオやインゲンマメは右巻き、フジやホップは左巻きである。カボチャやヘチマ、ブドウもつるを巻くが左右どちらも
- コガネムシやタマムシの羽は左円偏光を反射する方が多い。自然界で円偏光を視認できるのはシャコのみ。
- 巻貝は右巻きが多い。
- 左右対称な動物が発生したのは、5億9千万年以前。
- 右利き左利き
- 200〜250万年前の原人類は右利きがやや多い。
- ニホンザルは左利きが多い。
- ニワトリとフラミンゴは右足だけで立つ。
- カタツムリを食べる蛇は右利き。
- 魚にも右利き、左利きがいる。