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時シャダイ

話をしよう、あれは室町・・・いや、江戸時代だったか、まぁいい、私にとってはつい昨日の出来事だが、君たちにとっては多分明日の出来事だ。
江戸には一杯十六文の蕎麦があるから、なんて呼べばいいのか。確か二八そば、そう蕎麦屋が屋台をだしていると、一人の男がやってきたんだ。


「おやじ、一番いいそばを頼む」
「君の頼みは断れないよ、神は絶対だからね」
「そんな商いで大丈夫か」
大丈夫だ問題ない


神は言っている―――全てを茹で上げろと―――


「いい蕎麦じゃないかな、あいつもよくやってくれてるしね。人が持つ唯一絶対の力、それは自らの意思で進むべき道を選択する事だ。おまえは常に人にとって最良の未来を思い、自由に選択していけ。よし、いこうか。今度こそ楽しい旅になりそうだ。」
いきなさいあなた達、蕎麦のお代をトルノデス
「十六文だったな?」(パチーン)「ひー、ふうー、みー、よー、何刻だい?」
「彼には72通りの名前があるから・・・」
「なな、やー、・・・十六・・・さぁ、いこう」



神は言っている―――ここで終わる定めではないと―――


「一番いいそばを頼む」
「これは蕎麦だ、神が創り出した知恵の一つ。いや、武器か」
「さっ、まずは広げてみるか。いい爪楊枝だ、継ぎ目すら無い素晴らしいフォルムだな。一体どんな素材で出来てるんだい?」
「すまない、私には興味がないんでね」
「一番いいお勘定を頼む」
「お勘定とは何かだって?それは昨日言っただろ。あっ・・・すまない、君にとってはこれからの出来事か」
「十六文だったな?」(パチーン)「ひー、ふうー、みー、よー、何刻だい?」
「あれはたしか36万・・・いや1万4千年前だったか・・・」
「1万4千・・・」


あぁやっぱり今回もダメだったよ、あいつは人の話を聞かないからな
そうだな、次はこれを見ているやつにもつきあってもらうよ