「するめいか」で有名なルーツのルーツをバシャーーーっと紹介するぜ

ゲーム実況者の名前が出てきますが、敬称略で書いております。

アニメ「するめいか」をおすすめするぜ!

現在コミックバーズで「するめいか」を連載中のルーツが自主制作した黒歴史アニメ するめいか二枚目 が毎週楽しみで仕方がない。
コミックバーズで連載中の漫画を自分でアニメ化したという、ある意味自作自演なセルフプロデュース。二枚目とあるのは二期目という意味。一期目は、するめいか【第一期】 であるが、こちらは Webマガジン幻冬舎 で連載していた4コマ漫画を自分でアニメ化したもの。
内容は、女子高生のおしゃべりというまったりアニメ。らき☆すたなどに近いかもしれない。Live2Dアニメーションと実写のビデオ映像を組み合わせており素人でも毎週アニメを配信できることを実証している実験的に作品である。演出等も新しいことに挑戦しており、意欲的。声優さんも素人ながら上手く、彼女たちがいなかったら成り立たないであろう。二期目になり、ルーツ自身の画力や演習力の向上が見られ、キャラクターが増えたことで単なるボケとツッコミから、掛け合いにも種類が増し、面白さがアップしている。

などという、解説を読むよりも、できれば実際のアニメを見ていただきたい。個人的には、自主制作黒歴史アニメ「するめいか 二枚目」 第四話 がおすすめです。
現在ニコニコ動画を通じて、様々な作品を公開しているルーツですが、そのルーツはゲーム実況プレイヤ。ルーツに興味をもったぞ!という人のためにも、するめいかを読みとく上でもルーツのルーツを辿ってみましょう。

ルーツのルーツ 黒歴史RPGこと「in those days!」

ルーツに関しては、ルーツ氏関連動画まとめWiki @ ウィキ - ルーツ氏について がアホみたいに詳しい。関連作品の事情までガッツリと掲載されている。

ルーツがニコニコ動画に一番最初にあげた動画はあるMADらしいのだが、そこまで注目されることもなかったと本人がある動画で語っていた。その後、ゆとり組みとして知られる しんすけ による ゆとりFF4 をきっかけとして、自身もゲーム実況動画をアップしようと思ったようで 中二の頃作った黒歴史RPGを実況プレイするぜ Part1 が更新されるようになる。その名の通り、ルーツ自身が中二の頃にRPGツクールで作った in those days! と題されたRPGを自分でプレイして実況するという、まさに黒歴史を掘り起こす動画である。以下マイリスト名である、黒歴史RPG と記が、黒歴史RPGには実況は言うに及ばず、創作スタイルなどルーツの全てが詰まっている作品と言っても過言ではない。

黒歴史RPGの魅力はやはり、登場キャラクターと中二病全開のストーリー。中二病とはいっても、前半部分は実際に中学生の頃に作ったから当然といえば当然だが。主人公達は猫になってしまった主人公クオークに、メイドのレリィとラリル、龍使いのルーツとやけにラ行が多い面子である。また、お助けキャラとしてミラー大尉が加わることがある、ミラー大尉とはプライベートライアンの主人公その人で、黒歴史RPG以外でも良く出てくる話題なので覚えておくように。
RPGツクールなので、台詞回しによる性格付けでしかキャラクターを出せないが、それがかえって想像力を掻き立てるのか、ファンによる二次創作が数多い。ニコニコ動画に限らず、ルーツ とは - ピクペディア と pixiv でもキャラクターが描かれたり くぉ〜くかんぱに〜 より黒歴史RPG本が刊行されたりしている。
また、モンスターのネーミングセンスがひどい。詳しく語ると動画の面白さを損なうのだが、「中で寝てたわ〜」や「←アホかこいつ」などカオスな名前が多く、新しいモンスターが出てきた際に、どんな名前なのかワクワクしてくる。特に人気があり、印象に残ったモンスターは伸ばし棒が二つ連続した「ガガーーガガ」。ルーツ本人も気に入っているらしく、カービィSDXの実況動画である 居酒屋「ガガーガガ」 一号店 のタイトルにも使われている。
ゲームとしては、バランスが崩壊しているので難度が高い。ルーツの知人であり、ゆとり組みのゲーム実況プレイやであるタカが
黒歴史RPG にてプレイしているが、難儀している。なぜならば、エンカウント率が以上に高く、戦闘中は常に魔法を使用しなければ敵を倒せず、戦闘後はHP、MPをアイテムを惜しみなく使用し回復しなければならないから。エンカウント率に関してはRPGツクールの仕様上いかんともしがたいが、後者の戦術に関しては知らなければクリア不能であろう。

もちろん、実況も面白い。初めの頃は、実況慣れしていないためか、声も小さく、テンションも低いが、回が進むと実況にも慣れたのか徐々にルーツらしさが出てくる。自分で作ったRPGなのに、さも初回プレイのように実況している様は何ともおかしい。また、シリアスな展開になると途端にゲームとは関係のないことを話し出す。恐らく照れ隠しなのであろう。NHKのネットスターで紹介された 中二の頃作った黒歴史RPGを実況プレイするぜ 最終回(後編) は照れ隠しMAXのためか前編で酒が入りまくりテンションが上がりすぎておかしくなっていしまっている。だが、それがいい
ルーツのゲーム実況は基本しゃべりっぱなしである。のべつまくなししゃべりまくり。黙ってると死ぬのではないかと思うくらいにしゃべる。何でそんなに話すことがあるのかというくらいにしゃべる。内容なくてもしゃべる。どれくらいしゃべるかは、さっきのニコ割ゲームを実況 を見ていただければ直ぐに分かる。
その気質がゲーム実況にマッチしたとも言えるが、ゲームとは関係ない話をしていることもしばしば。ルーツだ、語らせてくれ!!●背景:バイオ2 前編 に至ってはゲームとは関係のないことをグダグダと語っている。というか、ほとんどの実況動画においてゲームの内容以外を語っていることが多いかもしれない。即興で考えたと思われる小芝居も面白い。小芝居というか、茶番に関しては単発ですが、実況魂 がお勧めです。ゲームのキャラクター同士の会話を勝手に想像して繰り出したり、中二病設定を延々語ったり。この辺から、元々話を考えることが好きだったことが伺える。

基本しゃべりまくりだが、良く使うフレーズがあり、独特の言い回しや遠まわしな良く分からないたとえも多い。詳しくは、ルーツ氏関連動画まとめWiki @ ウィキ - ルーツ氏語録辞典 にまとめられているが、くりぃむしちゅーのANN水曜どうでしょう大泉洋の影響が大きい。水曜どうでしょうに関しては多くのニコニコゲーム実況プレイやに影響を与えており、ゲームセンターCXと共に、ゲーム実況動画を語る上で外せないテレビ番組である。
小芝居や茶番が数多いルーツだが、中二の頃作った黒歴史RPGを実況プレイするぜ にてゲーム動画内の曲に合わせて口ずさんだ歌を元に、ファンの一人が アノ人の アレを アコギ アレンジ 【Lovin' Forever!】 をアップする。ゲーム実況動画を元に、ファンが動画などを作成するというのは応援動画などを除き珍しいのではないかと思われる。その後は動画内のラップや小芝居でMADが作られたりとファンによる動画は数多い。特にすごいのは ヤンデレの妹に死ぬほど愛されてのっぴきのならねぇルーツ なるMAD。素材を見つけて作った人もすごいが、これだけの長さのMADに堪えきれるだけのフレーズがあるルーツもすごい。これだけファン動画が多いのも、ルーツの実況が一種独特だからであろうか。
このようなファン動画は「羅刹の犯行」というタグが付くことがある。元々、「羅刹」は、荒々しい荒くれ、要するに荒らしに対して使われていた言葉だが、その内とんでもない行動力を持ったものという意味で使われ、ルーツ関連のMADを上げたうp主などを指すようになった。

黒歴史RPG以降のゲーム実況動画を紹介するわけにはいかないか

黒歴史RPGを実況しながらも、中二の頃買った美少女シミュレーションRPGを実況プレイするぜ part1 などをアップしていた。黒歴史RPG終了後は るーつの就職活動 初日 を経て 黒野とリガー においてクロノトリガーのゲーム実況がスタートする。クロノトリガー自体が面白く、多くの人に遊ばれたゲームであることからルーツを知らなかった人々も見始めた。一時期は、Part1 を比べると黒歴史RPGよりも再生数が多かった。現在はやや黒歴史RPGの方が多いようである。
黒歴史RPGの頃以上に乗りに乗ったトークに、マールとルッカの微妙な関係からの小芝居や茶番、どうでもいいことへのツッコミ、そして戦闘はアクティブ設定のスピード1というギリギリ感に、アイテムでごり押しする特殊な戦術など見所満載ですが、めっちゃ長いです。ストーリーの先読みに関しては妙に鋭いのに、ゲームの攻略に関しては思い込みが激しく、一旦ひとつの攻略法にこだわると延々同じことをやってしまい、中々進まないこともある。そのため、コメントによるアドバイスが散見された。動画がリアルタイムに更新していた頃は本人もコメントを参考にしていたようだが、ネタバレコメントも多かった。ネタバレ防止のためか、嘘ネタバレが書き込まれることも多く、ルーツや未プレイ視聴者が騙されることもあった。嘘ネタバレや嘘攻略に関しては、他の未プレイゲーム実況動画にも良く見られますが。

クロノトリガーを実況プレイするぜ part51.5 にてレベル上げを行っている途中で飽きたので、秋山森乃進がクロックタワー実況すると 思うよぉ part1 で知られる まお に突然 skype で話しかけたりと、クロノトリガーの実況動画でもやりたい放題である。まおの例のようにルーツは、他の実況者と共演することも多い。
ルーツが動画を上げるきっかけとなった、しんすけがルーツのファンであることから、クロノトリガーを実況プレイするぜ part14 (part17まで)にしすけがゲスト出演したり、Revin による 学校であった怖い話に屈しない Part57 にルーツがゲスト出演したり、接待ゴルフ【パンヤ実況】をやったり。しかしながら、他の実況者の名前を上げるだけで荒れるニコニコ動画のゲーム実況であるので、共演すると荒れるのは必至。ただ、両方のファンにとっては僥倖であるし、知らなくても新たなゲーム実況プレイヤを知る機会でもある。しんすけがルーツのクロノトリガー実況プレイ動画に出演し、コメントが荒れた際には、しんすけがこっそりと しんすけがこっそりと謝罪(?)動画として、風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参! 実況プレイ を上げていたり。
この後は、五人でゴールデンアイ実況プレイ【ホームムービー】 にてニンテンドー64で発売された007のゴールデンアイで対戦したり、ホームムービー杯 にてウィイイレの実況+解説を勝手にやったり。ちなみに、サッカーなのに板東英二の全然似ていないモノマネで解説をやっているが、雰囲気は分かる。
このような、Revin などのゲーム実況プレイやつながりで Webマガジン幻冬舎 に4コマ漫画版「するめいか」を連載することになった。

また、ルーツの友人と一緒にゲームをプレイして動画を上げるときもある。例えば、居酒屋ガガーーガガなど。
特に、男二人が手をつなぎながらICO実況プレイ part1 はそこまで長くもなく、ルーツの魅力が共演者であるU1により存分に高められた動画なのでおすすめです。ルーツとU1が掛け合わさると、中二病設定の妄想が延々と続くので恐ろしいです。友達の家にやってきた、バカな二人がバカなこと言い合いながらゲームをしているのを後ろから見る感じですかね。
ちなみに、U1とクマーは 中二の頃作った黒歴史RPGを実況プレイするぜ Part11 に出演したことがある。アップ当時は散々叩かれ、黒歴史RPGにおける黒歴史と位置づけられたが、ICO などによりU1らの面白さが伝わり、見返してみるとルーツにとって歴史的な動画になっている。

現在は、するめいかと平行して、DEMENTO実況プレイするぜ  part1 をアップ中である。

あの伝説のルーツによる作品たち

黒歴史RPGである in those days! 以後は、Sight excite なるノベルゲームを発表していたが、のっぴきならない事情により公開が停止され本当の意味で黒歴史化する。
直接的なつながりはないが、黒歴史ノベルゲ にて自作したノベルゲームである「のべるげ」を自分で実況(?)している。?と書いたのは、恥ずかしすぎるのかゲーム内容とは全く関係のない話を延々と語っているという。ゲームのテキストと、ルーツの語りを聞きたい人にとってはつらい、逆に言えば二度、いや、動画のコメも含めると三度も楽しめる作品となっている。
のべるげのキャラクターはルーツにより描かれており、黒歴史RPG同様にファンによる二次創作が盛んである。頭に矢が刺さった女子である糸井楓や、眼帯少女星野八千穂はするめいかにも登場している。ただし、八千穂の性格はかなり違うが・・・。星野八千穂北海道日本ハムファイターズに同選手名から拝借したものだと思われる。同様に、するめいかに登場する鵜久森サチは日ハムの鵜久森淳志であろう。金髪ツインテールの、奈良原ケイ渡辺三木 と見た目が被るのでするめいかには出ないだろうなぁ・・・。
PSのRPGツクールで作成された黒歴史RPGの配布は難しいが、のべるげは Yuuki! Novel により作られているので配布が可能である。ファンからの要望もあってか、最近作った黒歴史ノベルゲームを配布するぜ! を介して配布されている。配布するぜ!の裏に流れているMADである 【トレース】sroooots・ω・【てがき】 もすごいですね。
また、黒歴史RPG同様に、他の実況者による実況動画も上げられている。のべるげでは、学校であった怖い話に屈しない Part1 の Revin が
最近届いたノベルゲーム「のべるげ!」に屈しない part1 と題して実況している。

ゲーム以外にも漫画も昔から描いていたようで、あべるご先生名義で 出来事 | 週刊少年ワロス | 気軽に無料で投稿・閲覧できるWeb漫画雑誌 - Free Web Comic Magazine にて昔描いた漫画をアップしている。
その後、実況プレイやつながりで、Webマガジン幻冬舎 にてするめいかを連載し、ルーツ 先生 - livedoor デイリー4コマ にて4コマ漫画も連載中である。それがまさか、コミックバースに連載になるとはニコニコ堂が恐るべしである。

するめいか おかわり

ルーツのルーツ(?)を散々語ったので、今一度アニメするめいかの魅力について存分に語りたい。
するめいか【第一期】 の構成は、主題歌である 王侯貴族のためのするめいか の流れるオープニングの後に、提供が入り、本編Aパート、アイキャッチ、Bパート、アイキャッチ、Cパート、予告編である。提供はテレビアニメなどに対する
パロディなのだろうが、【第一期】 黒歴史アニメ 「するめいか」 第五話 では夏コミの企画であった ハローキティといっしょ!世田谷区 世界禁煙デーキャンペーン〜おいしい空気のお店かも が本当に提供として名乗りを上げるという事態に。ちなみに、ハローキティといっしょ!は二期で冬コミの提供にもなっている。何が起こるかわからんね。
アイキャッチはするめいかの題字と共に、渡辺三木役の小岩井綾か鵜久森サチ役の小春かんきが「するめいか!」と叫んでいる声が挿入されるが、先ほど紹介した 第五話 ではルーツをはじめとし多くのゲーム実況動画プレイヤの声も使われた。また、カットもファンによる絵が使われることもある。
個人的に好きなのはCパート、またの名をAVパート。AVのインタビューみたいだから、こう呼ばれるが渡辺三木のかわいさが引き立っていると思います。数々のテレビ番組の予告編のパロディとなっている予告も好きです。
一期で、一番印象に残っているのは、連載三回目で扁桃腺にかかって更新が危ぶまれた、【第一期】黒歴史アニメ 「するめいか」 第三話エヴァネタだからかもしれない。
渡辺三木役の小岩井綾か鵜久森サチ役の小春かんきは仲が良く、するめラジオ からも二人に意気投合っぷりが伝わってくる。

第十二話 で一旦終了したするめいかだったが、まさかの、自主制作黒歴史アニメ 「するめいか 二枚目」 第一話 で二期目がスタート。ルーツの画力向上に、二期のラストに登場した星野八千穂がレギュラーとなり、新たに小岩井ことりが糸井楓役で登場。楓は京都弁を話すのだが、いからじ!【するめいか 二枚目】 によると楓役の小岩井ことりはルーツに標準語で書かれた原稿を渡された後に、祖父母に聞いて京都弁にしているらしい。
キャラクタがー増えたことで、単純なボケとツッコミ以外の関係性も増え格段に面白くなっている。また、実験的な演出も多い。
土曜日に、自主制作黒歴史アニメ「するめいか 二枚目」 第九話 がアップされたのでこの機会に是非。来週は残念ながら、コミティアとコミックバースの締め切りの関係で一週お休みですけども。

ストファイナルリベンジマッチ(Last finals revenge match)

まとめにかえて、ルーツのおすすめ動画をコメントをつけながら箇条書きでして行こうと思う。
シリーズ物は Part 1 にリンクしておきます