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7. 終わりに変えて日本の紋章と家紋

日本のサッカークラブのエンブレムはヨーロッパの紋章の模倣ですが、明治時代にも同じことをした人がいました。それが、新宿中村屋 の創業者である相馬愛蔵新宿中村屋 - 中村屋の歴史に関するお問い合わせ によると、上部の馬は相馬と双馬をかけたもので、左下の天秤は公平、右下の市松模様は商売を表しています。上部の馬が互いに向き合ってるのはちょっと紋章っぽく無いですね。

西洋の紋章は解体すると家系が見えてきますが、日本の家紋もルーツを辿ることで、家の歴史が見えてきます。例えば、三つ葉葵 といえば水戸黄門も使用する徳川家の家紋です。葵紋は賀茂神社の神紋であったことから徳川家の祖が賀茂氏の末裔だとする説があります。
藤紋も良く使われる家紋で、平安時代後期に栄えた藤原氏にちなみます。苗字も、左衛門佐の藤原で佐藤、斎宮頭の藤原で斎藤、伊勢の藤原だから伊藤、そして加賀の藤原だから加藤という意味です。家紋しても、苗字にしても藤原氏にあやかって付けた可能性もあり、本当の分家かどうかは定かではない(姓氏と家紋_加藤氏)。
紋は左巴と右巴がありますが、同じ家系であっても時代によって向きがまちまちで、本来どちら向きが正しかったのかは明らかではありません。
日本の家紋もロゴに利用されています。三菱のスリーダイヤなのが有名ですね。皇室御用達とされる、五七の桐紋は内閣総理大臣紋章で、筑波大学のロゴは三五の桐紋を、ホテルグランヴィア京都 は桐紋をデザイン化したロゴを使用しています。

紋章に興味を持ったぞ!という方は、森護 さんの著書が分かり易く、そしてきちんと書かれているのでおすすめです。問題は新品は入手が難しい点。読んでみたい方は図書館等に足を伸ばしてみては?
森護さんは大阪港の紋章を作った人で、大阪市市政 大阪港紋章について に示されるように紋章のルールに則った紋章です。流石です。