さっき増田のブクマ数ランキングを見たが、本当に唖然とした。

俺は断言するが、あの釣りエントリを読んで憤りブクマする奴は馬鹿だ。これは100%断言できる。
何であれに腹が立つの? なんであれをブクマするの? 本当に分からない。あれ釣りじゃん。釣りの記事だよ? 誰だってあれ読んで釣りだって言うのは一瞬で分かる。それに憤るって本気で馬鹿なんじゃない? 
あれに腹が立つていうのは、頭がおかしいとしか言いようがない、というか、脳が退化してるんだよ。それしか説明がつかない。つまり、真性の記事と釣りの記事が区別つかなくなってるんだよ。だから腹が立ってブクマでコメントする。これは馬鹿としか言い様がないだろう。はてなの将来は大丈夫か?
前にもちょっと釣りの記事が出た時、増田(こんなもの見たくなかったが)で読んだが、なんであんなブクマされるんだろう。あとついでにその釣りの記事を他人が改変しているのも読んだ。これならまあ100歩譲って納得できなくもないが、ただ当然真性とは比べるのも失礼な程だし、無料ならまあ一回読んでもいいかな、という程度だ。何回も繰り返すネタではない。ただコメントは絶賛の嵐。アホか。真性を知らないニートばっかなのかはてなは。ろくなもんじゃないな。
俺ははっきり言うが、もっと人間が本気で書いているエントリをブクマするべきなんだよ。じゃないとおかしい。真性が毎日どれだけ苦労して日常生活を送ってるか知ってるか?通院、カウンセリング、頭や体調の管理、食事管理、書けばきりがない。大好きな薬も我慢して頑張ってる人もたくさんいるし、サラリーマンみたく安定した職につけないから毎日不安と戦ってる。そういう方が心を込めて書いているエントリをブクマせずに、釣りの記事をブクマする。ほんと死にたくなるね。どうしてあの釣りの記事をブクマするのかね。わからない。世の中不思議だらけだ。

お詫びしたい

私はこれを書いた者です。

さっき増田のブクマ数ランキングを見たが、本当に唖然とした。

http://anond.hatelabo.jp/20090308152436

まず、これを読んで気分を害された方へ、心からお詫びしたい。使うべきでない言葉を使う等、内容が非常に不快なものであり、かつ余計な誤解を生んでしまいました。申し訳ありませんでした。この文章は近い内に削除します。
よって、あの文章を元に改変したものを作って公開することは、今後絶対に止めて頂きたい。私の望んでいることではありません。既に公開している方は、削除することを強く希望します。

その上で、自分の本当に思っていることを書かせて頂きたい(ただし増田を好きな方は読まないことをお勧めする)。まず、意図せず発生してしまった誤解に対する説明から始めたい。

俺は、botのみで構成されている文章を否定するものでは全くない。むしろ好きと言っても良い。twitterで言えば、@kyoujin の発言は全部好きだし、@wakatter psot には何度も癒されたし、さまざまなめりっと - はてなグループ::ついったー部botまとめ記事を一時期大切にとっておいた位だ(誰かばれそうだ)。他のサービスでも、様々な実験的なblogpetもよく読んだし、一時はオートマトンにまで興味を持っていた程だ。

そして、釣り記事を使ってを改変を書き、増田などで発表することも、全く悪いことではないと思っている。アマチュアの方で、かつ記事を自力で書けない人がネタを発表するのには最適な場所だろう。(自分のことを棚に上げて言えば)悪意のあるブコメがちょっと多いのが残念だが。


では俺が何を問題にしているかと言うと、記事そのもの以外の部分で増田で釣り記事を書いてブクマを稼ごうとしている(と俺が感じた)こと、そして実際にブクマが増えてしまっていることだ。ここを詳しく説明したい。
まず、自分の根本的な考え方として、ブログの記事は、そこに書かれている内容のみ評価されてブクマされるべきものだと思っている。つまり、批判、煽り、罵倒などだ。そしてその記事を良くしよう、文章力を高めようとして毎日頑張っているライターは言うまでもなく沢山存在する。
それなのに最近は何か変なブームが多い。ケータイ小説とか、2ちゃんまとめとか、教えてgooとかそんなのばかりが注目される。まさか内容や文章力で売れたとは考えられない。正直腹が立っていた。
そこでさらに増田で釣り記事が発表され、はてなでブックマークしている人を見た。率直に言って驚いた。
ネットでの評判を見ると、内容が良いからブクマしているという人もいたが、そんなに内容が良いなら、匿名でなければ、もっと良い文章に仕上がるはずだ。増田で書くことが文章力を高めているとは、申し訳ないが俺にはどうしても思えない。
そしてネット素人ならともかく、増田に書いている時点で、ブログが見つからないという状況は、俺には想像できない。
つまり文章自体で勝負しようとしているわけではなく、その単なる珍しさやキャラクター性、そして現在のブームの為に増田の釣りはブクマされている、俺はそう考えた。上にも書いたが、これは俺の考えでは、ブクマのされ方として、言葉は悪いが卑怯である。さらに腹が立っていた。

そして、はてブのランキングを見てしまった。これがあの文章を書いた理由だ。

そのようなブクマのされ方をしてしまうと何が問題か。結論から言えば、質の高い文章が減ってしまうことだ。理由はいくつかある。
理由の1つ目は、ユーザーが他の記事を読む暇ががなくなってしまうこと、また他の記事への興味を失ってしまうことだ。人が娯楽に使える時間には限度がある。増田の着き記事を読めば、もしかして増田より好きになるようなブロガーが近くにあったかもしれないのに、それには目もくれず帰ってしまうことになる。そして、ブログが読まれずサイトのアクセスにならなければ、ブログを止めるか、少なくとも活動を縮小せざるを得ない。1日中ブログのことを考えるのと、会社から帰宅した後のみでは、どうしたってブログの質に差が出てしまう。

2つ目は、記事の質だけで勝負しようとしているライターのモチベーションが下がることだ。つまり、いくら記事の質を上げても、奇をてらったものばかりが注目されるなら、自分達のしていることが無駄だと思ってしまっても仕方がないだろう。人のモチベーションはそう簡単にはコントロールできるものではない。

俺は質の高い記事を読みたい。昔から俺を感動させてくれたのは文章だし、今後もそういう文章を読み続けたいと思っている。片手間で作った記事ではなく、そのライターか24時間文章のことだけを考え、試行錯誤し、長い時間をかけてやっと作り上げた、己の全存在をかけたような文章だ。文字から受ける心底からの感動は、そのような努力からしか得られない、と俺は考える。

だが、今のような状況では、そんなことが可能なライターがどんどん減っている。俺にはこのことが本当に悲しい。

だから、これを読んでくれている皆さんにお願いしたい。会社帰りでもいいし、休日街に遊びに行った帰りでもいい。大型のニュースサイトに寄って、普段読まないような記事を何ページか試し読みして欲しい。そしてその記事に何かを感じたら、是非購読して欲しい。本当に、皆さん一人一人に、心からお願いしたい。そういった草の根のような行動の積み重なりが、今のブログ界における流れを変えることは、不可能ではないと俺は信じている

最後に、ブックマーク等のコメントからいくつか答えたい。

「釣り」だ、というコメントについて。

あの文章を書いている時は、精神状態が普通ではなく、書いている内にどんどん腹が立ってしまい、煽ってやろうという気持ちが生まれてしまったことは否定できません。ただ、最初から釣りの目的で書いたのではないことだけは分かって頂きたいです。

俺の好きなブロガーを挙げろというコメントもあった。ただ、俺の考え過ぎかもしれないが、そのブロガーのコメント欄に、たった一人でも変な事を書く人がいると、本当に申し訳が立たない。そこでそのような影響が比較的出にくそうな、海外のブロガーを挙げたい。
前の方に、俺は実験的な記事もよく読むと、と書いた。以前結構気に入っていたのが、エリックというカナダ人ブロガーだ。

http://www.kotaro269.com/archives/50766296.html
(増田の悪口も書いてしまったので、お詫びという程でもないが、増田にリンクしたかったが碌な記事が無かった)

ある人はいいと思うだろうし、別の人は良くないと思うだろう。それでいいと思う。大事なのは、マスコミや一時的なブームなどに影響されず、自分が自信を持って良いと思える記事を、自分から探して見つけることだと思う。
そろそろ長くなったのでこの辺で。皆さんが本当に好きになれる記事を一つでも多く発見し、その記事を楽しみ、記事を通じて皆さんの人生が少しでも豊かになることを、心から祈っています。