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「Twitter名言集」を出版するには

Twitter名言集」という本を出す場合というエントリ。ちょっと気になった点をツッコミ。
引用の5条件を満たすにはという話における、『2.質的にも量的にも、引用先が「主」、引用部分が「従」の関係にあること』は絶対に満たされない。「Twitter名言集」という本なのだから、Twitter での POST が「主」である。決して「従」にはならない。たとえば、Twitter の POST を契機に起こったとか、Twitter の何気ない一言から考察を広げたという場合は、その始まりとなった POST を引用すれば「従」になるけど。
というわけで、「Twitter名言集」という本を出すなら「転載」するしかなく、各ユーザーに連絡するのが筋でしょう。面倒ですけど。

そもそも、Twitter の POST は著作物として認められるか、という問題があります。短文でも独創的なものは著作物として認められるけど、主に「短歌、俳句、川柳」です。そのためか、5・7・5調の交通標語は著作物として認められた判例もあります*1ZAKZAKなどは独創的だなと思いますが、新聞などの記事見出しは著作物として認められません*2。キャッチコピーも余程のことがない限り、著作物として認められることはありません。Twitter の POST の類は多くはアイデア的なものでアイデア著作権保護の対象外ですし。
Twitter の POST が著作物として認められるとしたら、例えば id:takerunba さんが今回のエントリの前に連続でポストした文章とか、あるいは@による議論とか。しかし、それでも難しいのではないかなと。そもそも、Twitter の POST に著作権が発生するとしてその帰属先はどこ?という話も。

Twitter名言集」という本を出すなら「転載」するしかなく、各ユーザーに連絡するのが筋ですが、筋を通さなくても出版はできる。筋を通さずに出す場合は出展を明らかにしない場合もあるだろう。ただ、Twitter の多くの発言ってそれぞれの Twitter 上のキャラクターによるポジショントーク的なものが多いので、出展を明らかにしないとさっぱり面白くないと思う。筋を通さずに出版されたら、その時は「著作権」以外の何かで戦えばいいのかなと。その辺専門じゃないので分かりませんけども。