東大と阪大のマークがどっちも銀杏ってどいうことなんだと。阪大の校章と東京都のマークも似てますが。
旧帝大で見ると、京大のマークはロゴとして複雑すぎるだろ・・・。北大と九大は如何にも校章って感じで、東北大は家紋っぽい。名大は・・・。というわけで、旧帝大を中心に交渉の由来をまとめてみた。
個人的には東工大の校章がかっこいいと思います。
旧帝大の校章
- 北海道大学 Hokkaido University
- 北海道大学 概要 表紙
- 1950年の公募による入選作を、創基120周年を機に修正を加え、1996年にシンボルマークとして決定された。
- キャンパス内に自生するオオバナノエンレイソウ(ユリ科トリリウム属の多年草)を図案化したもの。
- 北海道の形を図案化したコミュニケーションマークも存在する。
- 東北大学 -Tohoku University-
- 東北大学 -Tohoku University- / 大学案内
- 東北大学・学報
- 2005年、宮城や仙台を象徴とする萩を元に、イギリスのウルフオリンズが製作。
- 萩自体は、東北大の種々のマークとして使用されていた。
- 「紫」は知性と創造力を、「黒」は勤勉と実践力を表す。
- 家紋みたいで如何にも和風ですが、ウルフオリンズのデザインとは驚き。
- 東京大学[ホーム]
- 東京大学 [総長室から]東大マーク・東京大学の歌
- 正式な校章、学章ではない。
- 1948年に星野昌一本学名誉教授作図の「銀杏バッジ」が東大マークとなる。
- 2004年の独立法人化に伴い旧同大マークから、現在の二枚の銀杏の葉へ。
- 商標として登録(商標登録第4871651号)されている。
- 銀杏は、本郷キャンパスの銀杏並木に由来すると思われます。
- 名古屋大学
- NUマーク ―名大の学章― (*PDF)
- Nagoya University のNU。
- 1953年に開学記念行事として記念祭実行委員会が募集選定されたが、評判が悪かったので1958年学西部の発案で公募によりNUマークが選定される。
- 1998年に学章として認定される。
- 京都大学
- ロゴマーク・スクールカラー ? 京都大学
- 1950年頃、本学庶務課に在席していた小川録郎により考案。「事務局シール」として事務局及び部局における印刷物、レターヘッド等に使用される。
- 1990年、工学部建築学科の川崎清教授及び京都芸術短期大学ビジュアルデザイン学科の久谷政樹教授によりリデザインされ、正式なシンボルとなる。
- 木は時計台前の楠だと思われます。
- 大阪大学
- 大阪大学 - Wikipedia
- 1991年に創立60周年を記念して制定された。制作は田中一光。
- 大阪の象徴である銀杏。明治期には銀杏の木のあるグラウンドで対抗戦が行われたという。
- 九州大学__Kyushu University__
- 九州大学__Kyushu University__
- 1950年に宗好秀が考案した松葉マークが元。当時は病院地区から箱崎地区まで一面に松原が広がっていた。
- 2004年の独立法人化に伴い、旧松葉マークをシンボル化し商標登録。
独立法人化に伴いマークにしたという大学が多いことに驚き。伝統的なマークでも大学として正式に認められていなかった場合なども。特に東北大は家紋っぽいのに最近のデザインだったとは。また、校章ではなくシンボルマークの大学が多いですね。
その他気になった大学の校章
- 東京工業大学ホームページ
- 東京工業大学ホームページ | シンボルマーク・略称
- 1953年、東京美術学校教授であった掘進二氏による図案。
- 工業の「工」の字につばめを「大」の字に図案化。
- 工は「窓」でもあり、学窓をイメージしている。つばめは、瑞鳥として古くから慶ばれている。
- ラピュタのロボット兵みたいで個人的に好き。
- 筑波大学
- 筑波大学 | 大学案内 シンボルマーク
- 1903年に改定された東京高等師範学校生徒徽章。
- 1949年製作の東京教育大学学生バッジに引き継がれる。
- 1974年に筑波大学としても、同マークを用いることになった。
- 「五三の桐」は日本で広く使われる家紋であり、ロゴマークとしても親しまれている。筑波大学の校章は花の部分のみ「蔭」(アウトライン)で表される。
- 明治天皇より下賜された皇室の御紋と言われるが定かではない。「桐紋」は朝廷の副紋であり、功績を残した家臣に送られた事例もあるが、それ故勝手に桐紋を用いる場合もあり、使用が禁止された時代もある。よってかなり眉唾な情報であろう。
- ちなみに、首相・政府のは「五七の桐」
- 早稲田大学
- 早稲田大学|大学案内|早稲田大学エピソード集|校章の始まり
- 創立20周年の明治35年(1902年)に今とは異なる校章が制定
- 明治39年(1906年)に、当時の大学規則にいう「弧形の稲葉上に大学の二字を置く」という今日のものの原型が完成。
- 創立100周年である、1982年に現在の形となる。
- 人間の心の糧を表象する稲穂の束をしっかり結び、学問の独立をまっとうし,学問の活用を効するという精神に則る。
- 同志社大学
- 同志社小学校/校章・校歌の紹介
- 1893年、湯浅吉郎により考案
- アブラハムの故国であるアッシリアの文字で国土を表す「ムツウ」を図案化したもの。
- 知・徳・体の三位一体あるいは調和を意味する。
- 長崎大学 -Nagasaki University Official Web Site-
- 大学からのお知らせ[ロゴマーク・ロゴタイプ・スクールカラー・大学旗・学歌]
- 1949年に制定。
- 鎖国時代の文化の門戸であった長崎に因むオランダ船の舳先にNU(Nagasaki University)の頭文字を付け,右肩 に大學の字を配した
- 略式ロゴマークも存在する。
- 略式ロゴマークは、黄色、緑、青の図形からなるNマーク。
- 地元の大学なので調べてみた。船ってのは珍しいかなと思ったので。
先のNマークの長崎大学や、RITSの立命館、Mモチーフにした明治大学など、昨今のグローバル化に伴い漢字を意匠化した校章の大学は別途、シンボルマークやロゴマークを用意している大学が多いです。また、桜の若葉十字に大学を関した校章からNをモチーフにしたロゴに変えた日本大学みたいな例もあります。