大学の校章の由来が気になったので調べてみた

東大と阪大のマークがどっちも銀杏ってどいうことなんだと。阪大の校章と東京都のマークも似てますが。
旧帝大で見ると、京大のマークはロゴとして複雑すぎるだろ・・・。北大と九大は如何にも校章って感じで、東北大は家紋っぽい。名大は・・・。というわけで、旧帝大を中心に交渉の由来をまとめてみた。
個人的には東工大の校章がかっこいいと思います。

旧帝大の校章


  • 名古屋大学
    • NUマーク ―名大の学章― (*PDF)
    • Nagoya University のNU。
    • 1953年に開学記念行事として記念祭実行委員会が募集選定されたが、評判が悪かったので1958年学西部の発案で公募によりNUマークが選定される。
    • 1998年に学章として認定される。
  • 大阪大学
    • 大阪大学 - Wikipedia
    • 1991年に創立60周年を記念して制定された。制作は田中一光
    • 大阪の象徴である銀杏。明治期には銀杏の木のあるグラウンドで対抗戦が行われたという。

独立法人化に伴いマークにしたという大学が多いことに驚き。伝統的なマークでも大学として正式に認められていなかった場合なども。特に東北大は家紋っぽいのに最近のデザインだったとは。また、校章ではなくシンボルマークの大学が多いですね。

その他気になった大学の校章


  • 筑波大学
    • 筑波大学 | 大学案内 シンボルマーク
    • 1903年に改定された東京高等師範学校生徒徽章。
    • 1949年製作の東京教育大学学生バッジに引き継がれる。
    • 1974年に筑波大学としても、同マークを用いることになった。
    • 「五三の桐」は日本で広く使われる家紋であり、ロゴマークとしても親しまれている。筑波大学の校章は花の部分のみ「蔭」(アウトライン)で表される。
    • 明治天皇より下賜された皇室の御紋と言われるが定かではない。「桐紋」は朝廷の副紋であり、功績を残した家臣に送られた事例もあるが、それ故勝手に桐紋を用いる場合もあり、使用が禁止された時代もある。よってかなり眉唾な情報であろう。
    • ちなみに、首相・政府のは「五七の桐」
  • 早稲田大学
    • 早稲田大学|大学案内|早稲田大学エピソード集|校章の始まり
    • 創立20周年の明治35年(1902年)に今とは異なる校章が制定
    • 明治39年(1906年)に、当時の大学規則にいう「弧形の稲葉上に大学の二字を置く」という今日のものの原型が完成。
    • 創立100周年である、1982年に現在の形となる。
    • 人間の心の糧を表象する稲穂の束をしっかり結び、学問の独立をまっとうし,学問の活用を効するという精神に則る。
  • 慶應義塾
    • 慶應義塾のシンボル
    • 明治33年(1900年)に大学部の塾生に対して「記章附帽子」着用のことが告示され、ついに今日に至る。
    • 「CALAMVS GLADIO FORTIOR (ペンは剣よりも強し)」に由来するが発案者は不明。
    • スクールカラーである、青と赤の2色も由来不明。
      • 慶應は鷹揚過ぎますね(笑)
  • 上智大学ホームページ
    • 校章と校名の由来
    • 真理の光を目ざして力強くはばたく鷲。中の文字は「真理の光」Lux Veritatisの頭文字
    • ちなみに、英語名はソフィア・ユニバーシティ。ソフィアはギリシャ語で意味は「人を望ましい人間へと高める最上の叡智」

先のNマークの長崎大学や、RITS立命館、Mモチーフにした明治大学など、昨今のグローバル化に伴い漢字を意匠化した校章の大学は別途、シンボルマークやロゴマークを用意している大学が多いです。また、桜の若葉十字に大学を関した校章からNをモチーフにしたロゴに変えた日本大学みたいな例もあります。