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弓矢を人向けた時点で過失はありえません

滝川高校といえばいじめ問題がきな臭すぎるし、滝川高校恐喝いじめ自殺事件資料室@wiki - 学校責任者・教師たち によるとアーチェリー部顧問もいじめ問題に関係しているようで・・・。

弓に矢を番えて他人向けるという行為は悪ふざけの域を超えていますが、悪ふざけだと考える人もいるようで、以下にちょっと申し訳ないが、一例として取り上げます。

高校生ならこれくらいの悪ふざけすると思うんだけど、擁護してる人いないなのね。1、みんな高校生の時の事を忘れてしまった。2、みんなの周りは知的なgeekばっかだった。3、俺がいじめられてただけ。どれだ??

僕は弓道とアーチェリーをかじった程度ですが、指導者や先輩が口をすっぱくなるまで事故に関して注意するし、その結果耳にたこができました。そもそも、人に向けるなんてもってのほかという大前提があり、その上で射場に出ないなど、過失的な事故に注意しましょうという内容がほとんどだ。
元生徒は、「部室で、弓や矢などの手入れをしていた」とありますが手入れするのに弦を張る必要は無い。張る必要がどうしてもあったとしても室内で矢を番える必然性が無い。また、機構状しっかりと弦を引かないと弓は発射できませんから、何らかの偶発的な事故で矢が飛んで人に当たったとかは考えられない。狭い部室で弓に矢を番えた時点で何かが起きたら「業務上過失」でただの「過失」すらありえない。ただ、実態は良く分かりませんが、昼休みに生徒だけで弓矢のある部室に出入りできるのは問題かもしれません。
さて、銃口を人に向けた場合「未必の故意」により、殺人未遂になることもある(未必の故意について)。拳銃ほどの殺傷能力は無いが、弓も武器であり人に向けて撃てば怪我、最悪の場合は死ぬだろうと十分に予想できる*1。積極的に罪を犯す意思は無いが、何かが起きても良いと思ってるから矢を番えた弓を人に向けるわけで、その時点でただの「過失」はありえず、十分に「未必の故意」で、”刑事裁判上”は故意と同じです。今回は民事ですけど。というか、この件って刑事事件になってないのか?実際に怪我人が出てるんだから民事不介入は無理だろ。元生徒も15歳とあるから、成人と同様に扱い警察や検察庁の捜査が行われ家庭裁判所に送致されてると思うんだが、もしかして家裁で「過失」って認定でもされたのか?

それにしても

元生徒と母親に対して「学校で起きたことなので責任は学校にあります」などと話していたが

モンスター過ぎますね。学校で起きたことでも、生徒がやったことは生徒の責任でしょう。昼休みに弓矢のある部室に自由に出入りできるっぽい点は問題で、もしかしたら弓矢の取り扱いについて指導してなかったかもしれないですけど、高校生なら弓矢を人向けたらどうなるかは予見できるはず。というか、今回は運よく死人が出なかっただけで、人一人殺す可能性があったことを考えると退学だけで済んだのは甘すぎる処置でしょう。

追記

偽装発覚ν: アーチェリーの矢をふざけて同級生の顔面に発射して重傷を負わせたけど、それで退学処分は不当だと提訴 における >>16 によると

>頭蓋骨を10センチも貫通する大ケガで、命に別条がなかったのは不幸中の幸いというか、奇跡だ。
>というのも、弓の手入れ、調整中に矢をつがうなんて、普通はあり得ない。
>矢を放った生徒は「手が滑った」「暴発した」と言っているが、全日本アーチェリー連盟は「前代未聞」と仰天している。
> 頭蓋骨貫通もよほど強く弦を引いたとしか考えられないからだ。
> おまけに、学校側の説明では「この生徒は中学からアーチェリー部に所属し、道具の扱いについては顧問から厳しく指導されていた」(酒井譲二教頭)という。

頭蓋骨を10cmも貫通するって事は、結構重めの弓を引かないと無理でしょうね。また、矢を番えて弓を引いてから人向けないと当たらないと思います。「手が滑った」のは本当で本人としては「暴発した」つもりでしょうが、そもそも人向けるのがおかしい。
指導不足で高校からアーチェリーを始めたのかと思ったら、中学生の頃からやっているらしい。それこそ、人に向けるなと厳しく指導されているはず。むしろ、弓矢の危険性を十分把握しておきながら、今回のように人に向けておいて「過失」などとは寝言は寝ていってくださいという感じです。

*1:予想できない時点で、反社会的といわれても仕方ない