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「つばさが欲しい」から風の谷へ行く

空を飛ぶというのは人間の夢であろう。僕も空を飛びたい。

自由を求めて蝋で作った羽根で牢を抜け出したイカロスは太陽に近づきすぎて墜落死した。火薬を発明した中国人は、宇宙(そら)へ行くために大量の火薬を積んだロケットを作ったが暴発して死んだらしい。航空工学の発展に貢献したリリエンタールも自ら製作したグライダーから墜落し命を落とした。幾多の失敗を乗り越えて、1903年12月17日にライト兄弟がライトフライヤー号で人類で初の飛行機による有人動力飛行に成功した。しかし、たった数十年で軍用に転用されるなんて思っても見なかったろうな。その後のWW2では戦争の主役は飛行機だったし。その辺の大鑑巨砲主義から飛行機への変遷をディティールにしているのが初代ガンダムですよね。

空を飛ぶといっても、飛行機はスーパーマンみたいに自由自在に空を飛べるわけではない。空を飛ぶなら何にも縛られずに思い通りに飛びたいなと思っていました。しかし、森博嗣の戦闘機乗りの話であるスカイ・クロラを読んだら、自分の能力で自在に飛ぶよりも、機体を制御して空を飛び回る方が爽快感がありそうでエキサイティングに思えてきた。機体を思い通りに制御できる能力が必要だけども。
機体を制御し自在に飛ぶのは爽快であろう。しかし、コクピットに包まれていては空を感じられない。そこに、開放感は無く閉塞感のみである。もっと空を風を感じる方法は無いものか。機体を制御する爽快感と、自在にそらを飛び回る開放感を共に有するのが風の谷のナウシカに登場するメーヴェではなかろうか。メーヴェは一種のグライダーであるけれども、発進・加速用のエンジンを有し、風を読みさえすれば地上から空へ飛び上がることも可能である。風を読む必要があるが、メーヴェを自在に操ることができれば自信の思うがままに飛べ、空を感じ開放感も味わうことができる。

自在に飛べるつばさが欲しい。だから、僕はメーヴェが欲しい。

ちなみに、実際にメーヴェを作ろうとしてるのが OpenSky というプロジェクト。

裏話

上記で挙げられた、YASさんが考えていた2番目のお題である「漫画・アニメのアイテムで一つだけ手に入るなら何が欲しい?」に答えたエントリでした。

空を飛ぶならば、タケコプターもありですが、あくまで宙に浮き前進するための道具でしかなく、自由度はあまり高くない。タケコプターはヘリコプターではなく、反重力発生装置だと思うのだ。タケコプターの羽根が回転することで反重力が発生し、装着者が持ち上がる。傾ければ力の関係でその方向に進むみたいな道具なんじゃなかろうか。
ちなみに、次点は同じジブリ作品ですがラピュタに登場するフラップター。昆虫をモチーフにしたと思われるオーニソプターでホバリングできるのが非常に魅力的。また、メーヴェほどの習熟度は必要ない。その代わり、機体を操るという点ではメーヴェのほうが自由度が高い。

自分的には漫画・アニメってのは結構きつかったです。ゲームが入っていれば!後、「ドラえもん」などの道具がたくさん出てくる系は避けました。つまり、キテレツ大百科やアラレちゃんも却下。
ちなみに、この手のお題での禁じ手は「言ったことが本当になる道具」。ドラえもんが未来へ変える話で登場する飲むと言ったことが全て嘘になる「うそ800」や、鳥のくちばし状をした道具で口に装着して嘘を付けばその嘘が本当になる「ソノウソホント」など。あるいは「もしもボックス」。ただ、もしもボックスはある種の平行宇宙への転送装置と考えることもできるけど。