僕は「オメガブロガー」

Alpha Bloggers で「アルファブロガー・アワード 2007」がノミネートされました。昨年よりも知ってるブログが増えました。それでも大半を知りませんが。アルファブロガーとは、多くの読者に読まれている、影響力のあるブロガーである。アルファブロガーによって話題が作られ、それに追随して流れが生じる。そういう意味で、「増田」こと はてな匿名ダイアリー がノミネートされているのは納得。
僕のエントリははてブやニュースサイトなどで読まれるけども、そこから話題が生じたということがほとんど無い。アルファとオメガのそのあいだを一生懸命考えてみたよ で上げられてる例に当てはめると、まとめるのが上手い「シグマブロガー」かな。ただ、この「シグマブロガー」は僕の言葉のイメージ的には「オメガブロガー」な気がする。話題をまとめて幕引きさせる、つまり話題の終焉にいる、あるいは話題を終結させるという点で「最後の」という意味を持つ「オメガ」をとって「オメガブロガー」。ただ、一般には「オメガブロガー」といえば「誰にも読まれない、何の影響力も無いブロガー」ですが。

「文章のみがき方」を読んでみようと思った。

辰濃和男『文章のみがき方』 にて、先日書いた「文章力を構成する6つの能力」が評されていた。

このブログの文章は一つひとつを説得するようにガンガンガンガンとまくしたてている。書かれていることも、文面に書かれたことを正確に相手に伝えようとする。逆にいえば広がりが弱い(それはそれでひとつの攻め方だ)。

僕がアルファ=流れの発生源になり得ない理由がわかった気がする。まさに、僕はガンガンとまくしたてる文章である。勢いが大事なのはそのためだろう。結果として僕の言いたい事は伝わる。しかし、的確に伝えようとし過ぎる故に文章が一本槍だ。つまり、文章に広がりが無く深みが無い。文章を読んで「納得」はできるけども、新たなる「発想」は生まれない。何かをまとめる、幕引きさせるという意味での「オメガブロガー」ならば説得させるだけの文章で良い。しかし、アルファとして「流れ」を作りたいならもっと広がりを持った文章を書いた方が良い。そう考えると、完璧主義も考え物だな。
というわけで、「文章のみがき方」を読んで文章に深みを持たせるためのヒントを得るか!

文章のみがき方 (岩波新書)

文章のみがき方 (岩波新書)

ちなみに、辰濃和男『文章のみがき方』 で語られる「方言」としての2ちゃん語という考え方は面白い。ただ、僕も方言使わないですね。方言って書き言葉じゃなくて話し言葉なんですよね。逆に、2ちゃん語は書き言葉での「方言」なのかもしれない。