ただ静かに「アホの子萌え」を語りたい

あほのこ文体で書こうとして止めた

Twitter内の発言を抽出してみるにょろよ!

  • 「アホの子」が流行ることに疑問や危機感を呈する派
    • crow_henmiヤンデレの次はアホの子とか騒いでる人たちは一体何を考えているのだろう。
    • crow_henmi:アホの子は大好物ですがそうやって煽られて消費しつくされるのがたまらない。乱獲しすぎじゃない?
    • Lian:アホの子ブームにはついていけそうにない。そもそも属性って流行り廃りで移り変わるものなんだろうか・・・
  • 「アホの子」は鍵全盛期までに消費尽くされたよ派
    • 桂木 桂:むしろヤンデレはこれから始まる! アホの子は既に標準規格になってるから、ルネサンスに還りたいだけなのかも、流行を作りたい人たちにとっては
    • koji:アホの子って鍵作品で消費し尽くされたと思ってたけど、最近流行ってるのは具体的に言うと「みさお」とか「つかさ」?
  • 自分の前だけ「アホの子」でいて欲しいよ派
    • かみしろ.:ぽんこつ萌えと白痴萌えとアホの子萌えの区別がつきません。
    • かみしろ:ブーム属性は粗造乱造されるから萎えるというのはわからないでもなかったりする。俺だけのアホの子でいればいい。
    • まなめ:アホの子はあんまり好きでないけど、俺の前でだけアホな子はチョー萌える。

lastlineは、ただ静かに「アホの子萌え」を語りたい

別にブームを作りたいわけじゃないんですぅ。ブームが来れば、乱立し劣化し、消費されて終わりですから。というか、僕は「ヤンデレ」がさっぱりなので、「ヤンデレ」の次という発想そのものが良く分からなかったり。僕としては「アホの子」というジャンルがあるんだなという驚嘆なんです。自分の中に萌える属性があったので、それについて誰かと語り合いたい。そして、「アホの子」について語りたいから「アホの子萌え」と言語化し具現化したい。ただ、そういう意味では、色んな人に反応してもらって僕の望みは既に叶っている。ただ、ツンデレヤンデレの経緯を見るに、言語化し具現化することが流行の創生になりかねないのだけど。
後、僕は鍵関連、及びそれ以前のゲームやってないので、昔のエロゲに存在するアホの子がさっぱり分かりません。僕はそこら辺を知らないので回帰云々は良く分からない。ただ、「アホの子」を感じていた、「アホの子」が萌えな人が多くてむしろ嬉しい。できれば、そういう人とも是非「アホの子」を語りたいところ。
さらに、アホの子は自分の前だけで「アホの子」で良いのです。つーか、何だってそうです。ツンデレが全ての人に対してツンデレだったら萌えません。自分にだけツンデレだから萌える分けで。ただ、エロゲ以外だと「自分」が介在しない。だから、みんなの「アホの子」にならざる得ない。
そういえば、翠星石は全体としては違うが、しゃべり方は「アホの子」の部類かな。

ぽんこつ萌えと白痴萌えとアホの子萌えとがさつ萌え

見られる性としての女性と、アホの子の歴史 にて紹介される 野本由起が論じた「知恵故障」が、ぽんこつ、白痴、アホの子を内包する大きな集合のように感じた。「知恵故障」のポイントは、自意識を持たないことの清らかさ。人が自意識を捨てるには「知恵故障」になるしかない。そこまで人間は号が深いのか。ただちょっと、僕には「知恵故障」は高等すぎてついていけない。「知恵故障」萌えに至るステージにまだ立っていない。そこに立つには人生経験がまだ浅い。
ただ、何となく「知恵故障」は”見られる性”から逸脱しているように思われた。だから自意識が無い。所謂見られる事に無関心と言うか。そういう意味では「がさつ」は見られる事に無関心なんだけど、「知恵故障」のカテゴリではない。自意識はあるし、「見られること」に無関心と言うか、無頓着。僕の中ではがさつは姉と相性が良い。
個人的にぽんこつ萌えに関しては良く分かりません。ぽんこつといえば、ねこねこソフトなんですかね。ねこねこソフト - Wikipedia ではおっちょこちょいで天然ボケのキャラクターと書かれてますが良く分かりません><。ぽんこつという響きからだと、ダメなこと=ドジがポイントなのか。つまり、愛らしいドジやできないことがメインで「アホ」がメインじゃないと。
白痴萌えは、器の問題なのかなと。肉体に年相応の精神が宿っていないギャップが萌えポイント。大人びた少女の逆か?白痴であることで自意識は無い。主人公に依存するしかないってのもポイントか。サムライうさぎの志乃なんかが白痴系かな。
白痴系の大家は、かまくら さんですね。かまくら 2007年03月06日 にて、志乃も白痴認定されてるし。その他、薬害白痴に、ロボトミー白痴、信教白痴とかあって僕にはついていけません。つーか、白痴化はなんか肉体改造系と同じ臭いを感じるよ。

アホの子が「アホの子」たる所以

「アホの子」が白痴系でもぽんこつでもない理由は、「アホの子」自体が「アホ」である必要が無いってことだろうか。何かが「アホ」っぽいと。そこに、アホの子がバカでも白痴でも、ましてや「アホな子」でなく「アホの子」であることい意味がるのだろう。だから、白痴である必要はあまり無い。
オバカキャラとの違いは、やはりテンションかしら。バカはやたらテンションが高い。あずまんがの智も神楽も無駄にテンションが高い。みなみけにバカが多いのも、ちあきのレッテル貼り以上に、かなやその他のテンションが高いからだろう。ちなみに、バカとおバカもちょっと違う気がする。おずまんがでいうと、智はおバカだが、神楽はバカ。みなみけでいうと、かなはおバカだが、まことはバカ。ベースは「頭悪い」なんですが。
萌えの解体者たるたまごまごごはんさんが、「アホの子」という名前の癒しを得てみよう。 にてつかさを因数分解し「アホの子」を解説してくれてます。なるほど、「アホの子」のポイントは

  1. 基本ポジティブ
  2. 動作は遅くおっとり
  3. どっかネジが緩んでおり普通の人とは別ベクトル
  4. しゃべり方がやわらかい。あるいは舌足らず

という感じか。テンションの違いがオバカキャラとの大きな違いだろう。
現在において 「アホの子」が流行するためにたった一つ必要なもの はやはり初音ミクなんだろう。「ヤンデレ」の次は「アホの子」? においても初音ミクの「アホの子」ぶりが論じられてます。つーか、初音ミクなんて声だけで「アホの子」と思われてるわけで、ある意味すげーよ。