いつまでも あると思うな ゲームの在庫
「ゲームにおけるリピート生産の幻想」で語られるように、いつまでもゲーム市場にその商品があるとは限りません。話題作は数が多いので長いこと新品が市場に存在する確率も増えますが、そうで無い作品は初回を逃すと、余程のことが無いと大量に増産されないので、市場から消えてしまいます。
これは中古市場でも同じ事で、話題作ならば数が多いので中古でも簡単に見つかります。さらに、数が多いので値段も安いです。一方、生産数が少ない作品は余程のクソゲーでも無い限り、中古市場にも出回りません。結果数が少なくなるので中古の値段も下がらない。
中古で直ぐに安くなるといえばFFでしょうか。中古市場でだぶつくのか旬を過ぎるとかなり安くなります。ただし、新作が出ると少し値が上がりますが。
対して、生産数が少なく希少価値があるので高いスクウェアのゲームといえば、ゲームボーイの聖剣伝説か。一時期中古価格が5,000円とかなってました。
ダウンロード販売なら在庫は無くならない
上記のように、いつまでも市場に新品があるわけではありません。そのため、最近、プレステの新品ソフトを売ってる店が減ってきたので、昔やったプレステゲームをもう一回プレイしたいときに困ります。同様に、中古のプレステソフトを扱う店も少ないので中古で見つけるのも難しい。
というわけで、SCEIの「ゲームアーカイブス」あるいは任天堂の「バーチャルコンソール」にはかなり期待してます。ダウンロードなので在庫は無くならない。任天堂の岩田社長も、「物理的在庫を持たないため、どんなに売れても品切れにはならず、逆に需要が少なくても在庫が無いことはない」と発言していました(参考:任天堂岩田社長、「Wiiに毎日触ってもらうことでユーザーの拡大を」)」。
コンテンツ的には、ファミコン、スーファミ、N64にPCエンジン、メガドラ、さらにネオジオ、MSXと遺産が膨大なバーチャルコンソールのほうが、プレステしか無いゲームアーカイブズに比べ魅力的です。しかし、価格はバーチャルコンソールは高すぎで、ゲームアーカイブスくらいが妥当かなと思いますが、そこはエミュレータに対応する必要があるからか。
また、ゲームアーカイブスはPSPと携帯ゲームに対応している点も大きい。NDSでバーチャルコンソールができたらなーと思います。