読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

漫画の面白さを伝えるのは難しい

別に漫画に限らんのだけど。題材として漫画を挙げてみた。

技巧的難しさ

本当に面白い漫画を紹介してくれるサイトが無い問題』にて、分かり易いレビューサイトが受けるが故にそのようなサイトが増加し、自分にとって面白い漫画を紹介してくれるサイトが埋没してしまうと考察した。
んで、コメントにて「 何よりネットでは絶対に漫画の面白さを伝えられないという欠点が」あるという意見があった。僕はそんな事は無いと思うのだけど、確かに漫画の面白さを伝えるのは難しい。漫画を読み込んだ玄人でもない限り、キャラの作りこみ、伏線の張り方などのストーリー展開、コマ割などの技巧的上手さを説明することはできない。だからこそ、漫画ではないけども『クソつまらないアニメ感想ブログの特徴』に挙げられるように、簡単に編集できて特に面白くも無いレビューサイトが乱立するのだろう。
ありもので編集するのは読み解くよりも簡単で、それは如何にもテレビ的で分かり易い。逆に言うとテレビってそんなに高尚なものじゃないんですよね。

貶すのは簡単で、褒めるのは難しい。

批判するのは簡単で、何事も不便なこと、嫌いなことなどネガティブな部分の方が目に付きます。逆に、見えない配慮ほど良い配慮で、気にならないから良く、ポジティブな部分は目に付かない。つまり、良い点を探すのは難しい。よって、褒めるのは難しい。
批判ならば兎に角その漫画を貶せば成り立つし、悪い部分は目立つのでこうした方が良かったのにと素人でも言える。褒める場合は、賞賛しすぎると持ち上げのように見え、信者が絶賛しているように見える可能性がある。何より良い点を見つけるのが難しい。漫画を相当数読み込むか、あるいは描いたことがないと難しいだろう。さらにその技巧的に素晴らしい点を解説するのがまた困難で、かなりの表現力が要求される。故に、貶すのは簡単で褒めるのは難しい。

笑いを解説することが面白くない

技巧的難しさと、褒め方の難しさがあって、漫画の面白さを伝えるのは難しいのだけど、それ以前に面白さを解説すること自体が面白くない。「笑い」を例にとるならば、「笑い」は自分で気がつくから面白いのであって、それが何故面白いのかを聞いたら全然面白くない。つーか寒い。自分の言ったギャグが理解されなかったからと言って、何が面白いのか説明したって納得はしてくれるものの、笑ってはくれない。
ある漫画がどうして面白いのかを解説したところで、読む人は納得するだけで別に面白いとは思わない。そもそも、解説されて面白さが分かるようでは、その漫画は貴方にとって本当に面白い漫画ではない。
笑いの解説であるツッコミで漫画の面白さを伝えることはできるでしょうが、ツッコミは的確に、分かり易く行わなければならない。やっぱり難しいのですよ。

結局嗜好の似た人を探すしかない

漫画をというか、作品の面白さを伝えるのは難しい。それは・・・

  1. 技巧的難しさ
  2. 褒めるよりも貶す方が簡単
  3. 笑いは解説したら面白くない

という理由による。
馴れ合いみたいで恐縮ですが、持ち上げすぎず、言うべき事は言うバランス感覚と、ポイントを付く的確なコメントをするid:yas-toroさんは褒めるのが上手い。そんなyas-toroさんさんがプッシュしていた世界樹の迷宮だけども、最終的に僕が世界樹の迷宮を購入した理由は、明日は明日の風が吹く「世界樹の迷宮プレイ日記」等を読んで、yas-toroさんが楽しそうだったからと、比較的僕とyas-toroさんの嗜好が近そうだったから。それほどまでに、面白さを伝えるのは難しいのだと思います。そして結局は、自分と似た嗜好の人を探すしかないんじゃないでしょうか。
自分と似た嗜好を探す方法はやっぱりweb2.0的なものでしょうか。しかしそれには、皆がそれに参加する必要があるわけで、数がモノをいう世界。皆が蔵書、あるいは読んだことのある漫画を登録して、それを評価し、自身と似た嗜好の人を探し、おすすめの漫画を紹介してくれるサービスも、人がいないことには始まらないわけで。そして、そんなサービスでもマイナーな作品は埋もれ、玄人好みな作品を見つけるのは難しいかも。
既存のものとして、Amazonの「このをチェックした人はこんな商品もチェックしています」とか「この商品を買った人はこんな商品も買っています」、あるいは自分と嗜好の似たマイページを探すなんてのも一つの方法ではないでしょうか。