ドラマ「ハケンの品格」は格差社会を助長しているのか?

ドラマ「ハケンの品格」に20、30代女性の熱い支持

ドラマ「ハケンの品格」が熱い支持だそうです。
2ちゃんでは格差社会を助長する等と批判的です。しかし、昨晩はじめて見たら、ドラマとしては面白かったです。あまりの漫画的なトンデモ展開が痛快でした。はじめて見たにもかかわらず、話の構成や人間関係のしがらみも良く分かる。まぁ、それだけステレオタイプで型にはまった話なんだろうけども、娯楽作品と考えると十分。むしろ、何で今まで見てなかったのかと少々後悔すらした。一方的な批評に踊らされた自分は、結局テレビに踊らされて人々と同じじゃないかと。

フィクションはフィクションと楽しむ

livedoor ニュース - 人気ドラマ「ハケンの品格」 20、30代女性の熱い支持では、いまの「格差社会」をリアルに反映とか書かれてますが、上記のような漫画的展開なので果たしてリアルさで支持されているのかは疑問が残る。むしろ、篠原良子の演じる主役は26個の資格を持ち時給3,500円というありえない設定だし、会社の方も如何にもドラマに出てくるようなお決まりの会社である。ありえない展開を楽しむドラマなので見てる方はフィクションとして楽しんでいるだけかと。そのフィクションの中で自分と似た境遇があれば共感するだけで、それはリアリティとは関係ない。多くの視聴者はこのドラマをフィクションとして楽しんでおり、別にドラマを現実とごっちゃにすることは無いんじゃないでしょうか?
一方で、漫画やアニメ、ゲーム及びネットなんかでリアルとバーチャルの世界を混同することは無いと言っておきながら、テレビドラマでは現実世界とリンクしていると言う論調はおかしんじゃないかな?
それとも、テレビを見る人の多くが「漫画やアニメ、ゲーム及びネットなんかでリアルとバーチャルを混同する」という主張だし、先の「あるある騒動」のようにテレビを見る人はテレビを信じる人だからこそ、「ハケンの品格は格差を助長する」と言ってるのかな?要するにテレビ族に対する意趣返しなのかしら?