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作品を体験するタイミング

成長することで気づく面白さ

良い作品は、どの世代にとっても面白いものです。子供にとって難しい内容でも、何かしらの面白さが感じ取れるでしょう。そしてその作品を大人になって体験するとまた違った面白さを感じるものです。例えば、子供の頃に読んだマンガを大人になって読み返してみると、当時とは違った面白さを感じるでしょう。そこには懐かしさもあるでしょうが、自身が成長したことで当時は気づかなかった面白さに気づくからではないでしょうか。
僕は小学生の頃からブラックジャック等の手塚治虫作品を読んでいます。当時も十分楽しめましたが、今また読み返してみると当時とは違う感想が出てきます。例えば、ブラックジャックの母に対する思いは、子供の頃よりも今の方が感情移入しています。

体験するタイミングで自身が決まる

良い作品はどの世代にとっても面白いのは確かですが、何事もタイミングと言うものがあります。それぞれの成長に合わせて出会うべき作品があり、そしてそれが自身の糧となるのではないでしょうか。

以下、恩田陸の「夜のピクニック」内で高校生である主人公の親友が主人公へ語る内容から。
子供の頃本に詳しい親戚からナルニア国物語を貰ったのだが、結局読まず仕舞い。しかし、最近になり読んでみると思った以上に面白かったと。そして彼は、何故本を貰った子供の頃に読まなかったのかと後悔したという。何故ならば、子供の頃に読んでおけば彼自身の大切な一冊となり得たかもしれないからと。

要するに、その時々に合った良作を体験し、それを自身の血肉とするべきで、そうしないと大人になってからつまらない作品に引っかかり感化されてしまう。なぜならば、新しい作品を体験する時は、過去の作品と比較するから。いい大人がある作品に対して熱狂的になっているのを見ると、その人は若い頃に何か熱狂的になれるものが無かったんだろうなと思う。特に、韓流ドラマを見て感動しているオバ様たちを見ていると思う。
作品に出会うタイミングってのは子供の頃に限りませんが。例えば、印象、記憶に残る歌などはその時の自身の体験と重なっていることが多いですからね。

時代というタイミングもある

酷評するヤツに守ってもらいたいルール」にて、酷評する前に自身の好きな作品を述べるべきであると提言されている。なるほど、過去に影響を受けた作品(=好きな作品)こそが自身の血肉になっているので、その作品を述べるということは自身を語ることに他ならない。そうすることで、酷評を読んでも趣味が違うなとかセンスが悪いなと、落とし所をつけることが出来よう。
ただし、好きな作品を列挙すると言っても、自身の世代及び、その作品をいつ体験したかも重要になってくる。何歳頃に影響を受けたか、そしてその頃の時代背景も大きな要因だろう。同じ作品でも、時代背景が違えば影響の仕方が変わってくる。例えば、FC世が語るSFC作品とPS世代の語るSFC作品の感想が異なるように。そして、その端的な例が、クロノトリガーって、過大評価だろ…ではないかな。>>1はクロノトリガーがつまらないというが、それは>>51の言うように

51 VIP女神 :2006/11/14(火) 09:05:36.59 id:egJtLd7ZO

クロノはあの時代にやったから評価を受けたんだ。
そりゃグラフィックや戦闘システムを
今になって評価したら低いに決まってる。
逆にあの時代にクロノをやれなかった>>1が可哀想だな

ってのが真理でしょう。
同じゲームの話題ですが、
まぁ、このスレの>>1は敵がいきなり出てきて困るとか言ってるので、一体どんなRPGなら良いのかって話ではありますが。
また、同じような話だが、DQ3もプレイした時代によって印象が全然違ってくる。リアルタイムにプレイした世代も、DQ1からプレイした人と3からプレイした人では印象が全く異なる。そして、リメイクでプレイした人とはまた違う印象になるだろう。
時代と言うタイミングによる印象は、その世代しか感じられません。それ故、後の世代が同じ年頃に同じ作品を体験しても、全く同じ印象を受けることは不可能です。その故に、ある程度懐古主義になるのは仕方がないかなとも思います。ただし、新しいことを全く受け入れない懐古厨になってはダメだと思いますが。

まとめ

話が拡散してるので箇条書き法でまとめる

  • 過去に体験した作品が自身の血肉となる
    • 体験した作品を元に、新しい作品を評価するから
    • 良作に出会えることは幸せである
  • 作品を体験すべきタイミングがある
    1. タイミングを逃しても楽しめるが
    2. その時々の地震の成長に合わせた作品に出会うことで
    3. それが自身にとって大切な作品となる
  • 作品を体験した時代背景も大きな要因
    • リアルタイムか否かの差は大きい

まぁ、大体のオタクは自身を決定付けてしまった作品ってのがあるんじゃないですかね。その作品に出会ったがためにオタクになってしまったみたいな。僕にとってはブラックジャックと旧スクウェアのゲームですかね。