ネットにおける宗教戦争

「ネットは危険だ」「ネットは戦場だ」というエントリーが最近多いですね。そこら辺のまとめは児童小銃 .456 - 「ネットを戦場にするな」について(via. 明日は明日の風が吹く)が詳しいです。
かつて個人HP間でネットバトルが繰り広げられている時代がありました。さらにそれ以前にはパソコン通信で個人間の戦いが繰り広がれれていました。ネットは今も昔も戦いが繰り広げられる戦場ですが、昔と違うのは戦いの規模が違うこと。以前は個人間だったのが、徐々にある文化圏同士の戦いになってきているような気がします。現在でもブログ間の戦いがありますが、[http://d.hatena.ne.jp/rna/20060402/p1:title=児童小銃 .456 - 「ネットを戦場にするな」にもあるように、その背景には違う文化圏同士のある種宗教戦争にも似た戦いな気がします。
ネットバトルパソコン通信間における個人間の戦いは、結局同じ同じ文化圏で育ったもの同士の戦いで、その戦いもある種の暗黙のルールを元に行われていた気がします。つまり、戦いもある種の決闘的な雰囲気の中で行われていた。しかし現在では、多くの人がネットを利用し、様々なコミュニティが存在し、それぞれが違う文化圏で育ってきます。そして、違う文化圏の人に出会い衝突する。その衝突する理由が「自分の知っているルールと違う」というもの。ある文化圏に育ったものは、違う文化圏の人間の思考を理解することが難しいです。「我こそが正義」という善意からルールを正そうとしても、それは確信犯で、まさに宗教戦争と同じこと。現在のネットが色んな種類の人間の坩堝であるから、このような宗教戦争がなくなることは先ず無い。ただし、相手の文化圏を先ず知ろうとする心がけが無駄な争いを減らすのではないかな。

さて、非武装地帯としてのSNSは現在では正しいと思います。つまり、かつてのネットがそうであったようにSNSも現在では、決められたルールを元に運営されてますが、人が増えてくるとそうなるでしょうね。mixiでは徐々に顕在化してくるのではないでしょうか。