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「ストーリーを楽しみたいなら小説を読めばいいじゃない」

発熱地帯 | ストーリー神話の崩壊とゲーム業界の「ストーリー病」
http://amanoudume.s41.xrea.com/2006/01/post_137.html

上記記事は「ノベルゲーム以外にストーリーなんて要らんよな」という極論ですが、「泣きたいなら本を読めばいいじゃない」という極論もある。本でなくても、ある一定の時間を束縛されると言う条件ならば映画でも良い。私個人としては、次ページに行くのにクリックしたり、読み返しにドラッグする方がはるかに面倒くさい。そこらへんが改善されれば、ノベルゲームをやるモチベーションも上がるのに。ノベルゲームがW-ZERO3等の携帯機器で楽しめればそれこそ食指も動きそうなもんですが、わざわざ大きな画面で、いちいちPCやゲーム機を立ち上げてまでノベルゲームをする気になれないのです。

さて、「ストーリーを楽しみたいのなら小説を読めばいいじゃない」と言ったものの昨今のエロゲーのシナリオ分量は並大抵ではない。REVの日記 @Hatena::Diary - "昨今のエロゲーにおけるシナリオ分量、テキスト量の比較"によると、凡そ2MB前後が相場。ハードカバーの上下巻、文庫本にして5巻にも達する小野不由美の「屍鬼」ですら原稿用紙3000枚ので2MB前後らしいので、ストーリーの分量で言えばエロゲー、つまりノベルゲームのほうが遥かに多い。さらに、ノベルゲームの場合は絵による補完があるので、それを文字で置き換えれば、かなりの大作になってしまうでしょう。ただし、分岐シナリオの場合はその限りではないし、ノベルゲームの場合なんでもない日常にテキストが使われているので、そこを削ればもう少し減りそうですけども。逆に、ノベルゲームはそれだけ無駄が多いとも言える。ある人が本を書くには無駄な部分を以下にそぎ落とすかが重要とも言っておられたし。

ノベルゲームは私個人としては、面倒なのでやりませんが、それでは普通のゲームにストーリーが付いている場合はどうか?確かに多くのゲームはストーリーは無くても良いし、ストーリーをつけない事で面白いゲームもたくさんあると思います。ファミコンソフトのストーリーなんてあってないようなものですが、面白いゲームはたくさんあった(クソゲーがほとんどですが)。出来の悪いストーリーをつけるくらいなら、ゲーム性を生かした方が良いというのも納得です。ゲーム業界にストーリーが無くてはならないという「ストーリー病」が蔓延しているのも確かですが、ストーリー系ゲームの可能性を追って欲しい所ではある。ストーリー系ゲームの考察に関してはGAMIAN(ゲーミアン)が熱いですが、FF7や10、ゼルダの伝説 夢をみる島はなるほどと思えます。個人的にはゲームシステムをストーリーに組み込んでいるFF10なんか良い出来だと思います。最近ではメタルギア アシッド2がゲームシステムをストーリーに組み込んでいてなるほどと納得させれました(ストーリー自体は質が良いとは言えませんが)。

というわけで、今後はストーリー系ゲームとゲーム性のみを追及したゲーム系ゲームとはっきり2極化していけば良いと思うのですが、脱出系ゲームやその他ゲーム系ゲームがwebや携帯電話のコンテンツに沢山あるのに、それをコンシューマで発売することに意義があるのかとは思います。