閑。: 優しい姉ちゃん

コメント欄で解釈が分かれているが、

  1. 職場でいじめられている同僚を助ける「やさしい姉ちゃん」派
  2. 本当は姉ちゃんがいじめられている「かわいそうな姉ちゃん」派

に2分できるかと思われる。その他、姉ちゃんは金つば嫌い派もいるが、それはこの文章だけからは判断できないので根拠に欠けるし、そもそも本筋とは関係ないだろ。

「かわいそうな姉ちゃん」派には、

  1. 弟は姉ちゃんがいじめられていることに「気づいてない」派
  2. 弟は姉ちゃんがいじめられていることに「気づいてる」派

に分かれる。
「気づいてない」派の主張は弟が鈍感で、そこがこの話の肝である。「気づいてる」派は、弟がやさしいとの主張だが、それでは姉の「もちろん。今度の土曜日、うちに連れてきてみんなで晩ご飯食べようと思うけどいいよね?」の発言に矛盾が生じる。ただ、「かわいそうな姉ちゃん」派としてはこれは姉の虚勢で、だからこと姉はかわいそうなのだという主張している。また、そうでないと最後に涙を姉が浮かべるはずが無いとの解釈である。

そもそも題名が「優しい姉ちゃん」であるし、姉が出張に行ったなら弟が気づいてるはずだし、土曜日にその同僚を誘ったという発言を自然に考え、他人に対して涙を流せる優しい姉ちゃんであると考えるのが感動できるのだが。