売れない漫画誌 作品の複雑化が要因、新人育成に障害

via BWS@HyperEdition
http://jns.ixla.jp/users/negativehappy367/index.htm

単行本は売れるのに本誌が売れないという話。
オイルショック以前は単行本化せずとも本誌の売り上げのみでOKだったんですが、以後になると本誌の売り上げだけでは食っていけなくなったので、その解決策として単行本を出版するようになったそうな。
で、現在はその力関係が逆転し始めているって所でしょうか。特にNANAバカボンドなんかは圧倒的に単行本の売り上げの方が多いです。


記事中に

「今の読者は複雑なストーリーを持つ長編作品を好む。たとえば浦沢直樹さんのヒット作『MONSTER(モンスター)』や『PLUTO(プルートウ)』のように、長大で複雑な話を漫画誌で細切れに読んでも話が見えず、面白みが伝わりにくい。『漫画誌はやめて、単行本が出てから一気に読もう』となってしまう」

とありますが、これはつまり漫画を読む年齢層があがったという事でしょう。ジャンプの黄金期周辺である20代後半から30代が漫画を読むのだから単純な漫画よりも複雑な話を好むということ。で、この層において毎週毎週漫画雑誌を買う人は稀でしょう。豆にチェックする人でもコンビニの立ち読みで済みますしね。
しかし、あんまり複雑になりすぎると小中学生はついて来れなくなる。そうすると、若年層が漫画を買わなくなり市場の空洞化が起こるか可能性もあります。


なんだかゲームの複雑化の関係と似てますね。ゲームも若い購買層がいまいち発展してない感じだし。