僕も先日美容院に言った際の暇つぶしにPenという雑誌を読みました。10/1号の特集が「名作がいっぱい 映画のデザイン」でした。ポスターや字幕など映画の裏方的な話も面白かったのですが、特に面白かったのは特集の核である「映画のタイトルバック」でした。タイトルバックの歴史的な解説がなされており、様々な映画のタイトルバックのカットが並んでいて絵的にも楽しい記事でした。
- これが名珍タイトル・デザイン
- http://cinema-magazine.com/old_page/kako/eisha12.htm
Penの特集にも書かれているのですが、映画のタイトルバックの歴史を塗り替えたのはヒッチ・コック等の作品を手がけたソール・バスで、それまでただキャストや監督を羅列するだけだったタイトルバックを映画における重要な要素にまで押し上げた人物。
彼と並び称されるのがモーリス・ビンダーで、スナイパーの狙う銃口から見えるボンドが振り返りスナイパーが撃たれ画面が赤く染まるという007のOPを作った方。
特集の内容は映画のタイトルバックはソール・バスに始まりソール・バスに終わるって感じでした。
- 想像力かき立てる映画タイトルバック映像!
- http://www.flying-postman.com/content/click/watch/032.shtml
上記のページからは、最近の映画のタイトルバックを見ることができます。最近の方がCG当の技術はすごいですけど基本は変わってない感じです。
これら映画のタイトルバックを見ていて僕が思ったのはプロモーション系のFLASHに良く似ているなという点。そして、さらに考えたのはプロモーション系のFLASHの元ネタは音楽のプロモーションビデオにあるわけで、つまり音楽のプロモーションビデオの原点は映画のタイトルバックにあるのかな?と思ったのでした。