近ごろの本 厚いよね

嵩高紙という特殊な紙で製本し、薄っぺらい本に適当な厚さを持たせ厚いのに短時間で読める満足感が受けているらしい。
無駄に厚いんじゃ本棚が埋まってしょうがないので止めて欲しいなぁ。
まぁ、文庫なのに電話帳並みの厚さに達する京極夏彦にはかないませんが。


これに関連して・・・

「本に帯は不要」論
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「結局は一冊一冊の本のことは本が決める」
このジャンルならこの判型でこの製本、という暗黙のルールが多すぎる

ということですが、確かにそのとおりだとは思います。しかし、読者としては装丁が揃っていた方が本棚の収まりが良いし、買う際にも本の版型でジャンルを絞ることができて分かり易い。
製本する側も伊達や酔狂でAやB版の紙を使っているのではないし。AやB版の紙は縦横比が1:√2になっているので、何回切っても同じ縦横比になる。つまり、大きなA0、B0版に同じページを印刷して切れば簡単に本ができるというわけ。
でも、最近では豆腐小僧双六道中ふりだし(ISBN:4062122146)のような本も増えましたけど。


僕としては、帯もカバーもあっても良いと思います。なぜなら僕が本をジャケ買いする人だからです。帯には何の予備知識を持たずとも、例えばその本が映画化されたとかある賞をとったなどの情報が書かれているので、美観を損ねるとはいえ意外と重要なんだと思います。ただ、○○氏絶賛!!とか言う帯は大概的外れなので要らない。
カバーもカバーで作品のテイストを伝えている場合もあるし、ラノベには必須ですし(笑)


ところで、出版社は重量で製紙会社と取引するんですね。てっきりメートルあたり何円で計算してるのだと思ってました。