マトリックスレボリューションズ

 見てまいりましたが、最期は( ゜Д゜)ポカーンでした。スタッフロール中に色々考察し、その後も車で帰宅しながらも考え、とりあえず自分なりに決着を着けましたが、あの結末はアリ・ナシで言えばナシだと思いました。まぁ夢オチでないだけまだましかな。
 smastationのおすぎでは無いが、確かにラストはキリスト教バリバリな感じでグレゴリオ聖歌っぽいオペラっぽい歌が流れてくるのでちょっと引いてしまった。(曲自体は嫌いじゃないけど)
 この結末を見終わってもすっきりしない感の原因は全然完結していないリローデッドを見たことですが、そもそもリローデッドを見たのが間違いだったのかもしれません。マトリックス(つまり1)で止めとけば良かったのかも。ただネタにはなりますがね。
 今回も笑いどころややあり。ザイオンvsセンチネルはシューティングゲームにしたら大層面白そうです。また因縁のネオvsスミスはドラゴンボール実写版を見なくてもお腹一杯です。ただ「心の眼」はスターウォーズ以来もうウンザリだと思います。
 でも結局EVA+ループだよなぁ・・・。まぁさすがにEVAよりましですが
 「機械」は何をしているのか?どのような理念で存在しているのかがさっぱり分からない。
 リローデットから直で続いてましたが、これは指輪物語と同じ。指輪物語も1,2を見ちゃったので取り敢えず3部目を見ないとなぁ・・・

  • 追加感想

 期待外れではなく、監督が間違ってしまった感が強い。こんなオチなら手垢が付き捲りだけど夢・妄想・仮想オチのほうがまだましかもしれない。アンチvs信者の抗争が起こりそうだ。そういう意味で世界同時公開は良い戦略だったと思う。
 ドラゴンボールをやるなら「気」の練りあいでカメハメ波とか出せば良かったのにと思います。他のレビューで見た無理矢理ナウシカというのもなんだか当たっている気がする。オマージュでなく完全なパクリでもないので逆に不完全燃焼だと思います。
 宗教的要素も見ている観客に背景が無いと辛い。西洋的宗教観なので日本人には理解しづらい、というか完全には理解・共感は出来ないのではないだろうか?また、作品として宗教的伏線があまりにも少ない気がする。あの結末に持っていくならザイオンでの宗教とかをより明確にすべきなのでは?宗教的価値観が分からない人はゼノギアスでもプレイしてみてください。というかモロでゼノギアスだと思った。元々ゼノギアスが向こうの宗教観をパクったゲームですけどね。
 結局多くの伏線や謎が未解決なのは、ネット界隈等で盛り上がるだろうと言う推測の元に敢えて残したのではないかと思う。あざと過ぎる。今後「マトリックスに影響を受けて作品を作りました」という若いクリエーターが現れたとしても、結局はマトリックス自体がジャパニメーションの影響を受けまくりなので、僕はそんな発言をした奴は勉強不足だと思うだろう。

ところで「カルマ」を運命と訳すのは違うのではないでしょうか。正しくは業(ごう)。運命と言う意味も内包してるが運命そのものじゃない